消防士×副業で月10万円を作った5つの時間術【24時間シフトの隙間を使う】

「消防士って副業できるの?そもそも忙しすぎて無理でしょ」

こういう声、よく聞きます。正直に言うと、私も最初はそう思っていました。

でも実際には、せどり副業を始めて8年。累計1,000万円を超える利益を積み上げることができました。本業は消防士・救急救命士として20年目を迎えた今も、副業は続いています。

「時間がない」というのは、多くの場合、思い込みです。正確に言えば「時間の割り当て方を知らない」状態なんですよね。

この記事では、シフト勤務という特殊な働き方を逆手に取った5つの時間術を、体験ベースで公開します。副業を始めたい公務員の方、シフト勤務の方にも参考になるはずです。


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消防士の勤務体系を副業に活かす

まず、消防士の勤務スタイルを知らない方のために簡単に説明します。

私の勤務先では「24時間勤務→翌日明け→翌々日非番」というサイクルが基本です。つまり、1日働いたら2日は職場にいない。

月に換算すると、勤務日は10日前後です。残りの20日弱は、明け・非番・公休という形でまとまった時間が生まれます。

一般的な会社員と比べると、自由になる時間の「塊」が大きい。毎日9時〜18時で縛られるわけではないので、まとまった時間を自分でコントロールしやすいのが特徴です。

実はこれ、副業との相性がかなり良いんですよね。

私が気づいたのは副業を始めて2年目くらいのこと。「明けの日の午前中」が最も集中できるゴールデンタイムだということを発見しました。24時間勤務を終えて帰宅した直後は疲れていますが、シャワーを浴びて少し休むと頭がスッキリする。外の世界に戻ってきた感覚と、ある種の開放感が重なって、仕事への集中力が上がる感じがあります。

この「明けの日の午前中2〜3時間」を副業の作業時間として設定したことが、継続の基盤になりました。


時間術①「仕入れは週1回まとめて」効率化

最初にやりがちな失敗が「毎日少しずつ動く」パターンです。

毎日30分ずつ店を回っても、移動のロスが大きすぎて効率が悪い。仕入れの精度も上がらない。なんとなく動いているけど成果が出ない、という状態になります。

私が採用したのは「明けの日に週1回まとめて仕入れ」というスタイルです。

岡山周辺で私が設計している巡回ルートはだいたいこんな感じです。

  • 地元のリサイクルショップ(2〜3店)
  • 倉敷・岡山方面のブックオフ・ハードオフ
  • 大型ショッピングモール内の家電量販店コーナー
  • 帰り道のドラッグストア・ホームセンター

1回の巡回にかける時間は4〜5時間。これで10〜20点の仕入れを目標にしています。月に2〜3回この巡回をするだけで、月商30〜50万円の在庫が揃う計算です。

移動中の車内では「ながらリサーチ」も欠かしません。Amazonセラーアプリのバーコードスキャン機能を使えば、棚の前で瞬時に相場が確認できます。Bluetoothイヤホンをつけながら、音声でリサーチ結果を確認することもあります。

「1店舗で答えが出なければ次へ」と割り切るスピード感が大事です。1点の商品に15分以上かけるのは時間の無駄です。


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時間術②「出品・梱包は当直前の朝」に固める

仕入れた商品を眠らせておくのは、副業の大敵です。在庫回転率が落ちれば、当然利益も落ちる。

私が実践しているのは「勤務日の朝6時〜8時の2時間を出品作業に充てる」ルールです。

24時間勤務に入る前日の夜には梱包まで終わらせておきます。翌朝は出品作業だけに集中できる状態を作る。「今日発送できる在庫をゼロにしてから職場へ向かう」というルールを自分に課しています。

これ、地味に重要です。

Amazonのマーケットプレイスやメルカリでは、発送速度が評価に直結します。「翌日発送」の実績を積み上げることで、検索表示の優先度も上がるし、購入者からの信頼も増す。副業を長く続けるための信頼資産を、毎朝コツコツ積んでいる感覚です。

梱包作業は前日の夜、子どもたちが寝てから1時間程度。出品作業は当日の朝2時間。この分業で、24時間以内の発送を維持できています。


時間術③「当直中の待機時間」でリサーチ

消防署の勤務は、出動待機の時間があります。もちろん、いつ出動命令が入るかわからないので、完全に集中することはできません。でも、スマホ1台でできる「軽めのリサーチ」なら十分できます。

私が当直中に行うのは主にこの3つです。

  1. Keepaでの価格推移チェック:気になっている商品の直近3ヶ月の値動きを確認
  2. Amazon検索での新カテゴリ開拓:まだ仕入れたことのないジャンルを軽く調査
  3. リピート仕入れ候補のストックリスト更新:過去に利益が出た商品をメモアプリで管理

重要なのは「集中しすぎないバランス」です。

私は消防士・救急救命士として、市民の命を守る仕事をしています。当直中に副業に熱中して本業が疎かになるのは、プロとして絶対にNG。あくまでも「待機中の軽作業」として位置づけています。

出動のない静かな時間帯に10〜20分リサーチする程度。これだけでも月に数時間の調査時間が生まれます。


時間術④「家族時間を守るための逆算スケジュール」

副業を8年続けられた最大の理由のひとつが、家族との時間を最優先にするルールを守り続けたことだと思っています。

私には子どもが3人います。3人の子ども(中学生・小学生)。この子たちとの時間は、副業の利益より大切です。これは本気でそう思っています。

だから副業のルールをこう決めています。

  • 副業作業は「家族が寝てから」か「学校・保育園の時間帯」に限定
  • 週末(土日)は副業作業をしない(本業の明け・非番日に集中する)
  • 夕食・入浴・就寝の時間帯は絶対に副業を入れない

逆算思考で言うと、「子どもたちと過ごせる時間から埋めていって、残った時間で副業をする」という発想です。副業時間を先に確保して、余った時間で家族と過ごすのではありません。

妻との家事・育児の分担も、副業開始と同時に整理し直しました。妻は個人事業主として副業の一部に関わってくれているので(詳しくは別記事で)、お互いの役割を明確にしながら協力体制を作っています。

「時間がない」と感じる人の多くは、実は優先順位が整理できていないだけなんですよね。


時間術⑤「自動化できることは自動化する」

時間を生み出す最強の手段は、作業そのものをなくすことです。

せどりで最も時間を食うのが「発送作業」です。商品を梱包して、宛名を書いて、郵便局やコンビニに持ち込む。これを毎日やっていたら、時間がいくらあっても足りません。

私はAmazonの**FBA(フルフィルメント by Amazon)**をフル活用しています。商品をAmazonの倉庫に送っておけば、注文が入った瞬間にAmazonが発送してくれます。

FBAには手数料がかかります。商品によっては利益を圧迫することもある。でも、発送の手間がゼロになることの価値は、手数料をはるかに上回ります。

自動化で時間を作っている仕組みはほかにも。

  • リピート仕入れ商品のリスト化:過去に利益が出た商品は記録しておき、次回から価格確認だけで仕入れを判断。毎回ゼロからリサーチしない。
  • 価格アラートツールの活用:Keepaのアラート機能を設定しておくと、設定した価格まで下がった時点でメール通知が来る。張り付いて監視しなくていい。
  • 出品・価格改定の自動化(プライスター):価格改定を自動化すると、出品後の管理工数が劇的に減る。私はプライスターを使って価格調整を自動化しており、「出品したら放置で売れる」体制の核になっている。
  • テンプレート文の作成:購入者へのメッセージ、問い合わせ対応など、定型文をあらかじめ用意しておく。

「この作業、毎回やっているな」と気づいたら、自動化か外注化を考えるクセをつけると、作業時間が大幅に減ります。


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副業を続けられた本当の理由

時間術を5つ紹介しましたが、もっと根本的な話もしておきたいと思います。

私が8年間続けられた理由のひとつは、消防士としての安定収入があったからです。

副業の収入がゼロの月があっても、生活は崩れない。仕入れでリスクを取れるのも、本業が支えているから。「失敗しても死なない」という安心感が、副業の意思決定をシンプルにしてくれています。

本業を疎かにしないことが、副業を長く続けるための絶対条件だと思っています。本業で信頼を失ったら、副業の安全網もなくなる。消防士として誠実に仕事をしながら副業をすること、この両立に20年間こだわり続けています。

正直に言うと、副業がなければ乗り越えられなかった時期もありました。

数年前、適応障害で休職したことがあります。本業からの強制離脱は、精神的にもかなりきつかった。でも休職中も副業の仕組みはそのまま動いていて、少しながら収入が入り続けた。あの経験が「収入の複線化」の大切さを、身体で理解させてくれました。

副業は「稼ぐ手段」だけじゃなく、精神的な安全網にもなります。


まとめ:時間は「作るもの」ではなく「割り当てるもの」

時間は増やせません。でも、どこに割り当てるかは変えられます

「時間がない」と言う人の多くは、時間が足りないのではなく、時間の使い途が決まっていないだけです。

今回紹介した5つの時間術をまとめると:

時間術 ポイント
① 仕入れは週1回まとめて 移動コストを集約、1回4〜5時間で10〜20点
② 出品・梱包は当直前の朝 勤務日前日に梱包、当日朝6〜8時に出品
③ 当直中の待機時間でリサーチ 軽めのリサーチに限定、本業最優先は絶対
④ 家族時間を守る逆算スケジュール 家族時間を先に確保、残りで副業
⑤ 自動化できることは自動化 FBA・リピートリスト・アラート活用

これを参考に、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズしてみてください。

副業の成否は「どれだけ時間を使ったか」ではありません。「限られた時間に何を詰め込むか」の設計力です。

次回は「せどり初心者が最初の1ヶ月で黒字化するための仕入れ判断基準」について書こうと思います。


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この記事は個人の体験に基づく情報共有です。副業の収益は個人の状況や市場環境により大きく異なります。