
前回#11では、展示品REGZAを値下げして13日で完売させる「回転型」を報告しました。粗利¥25,152の実例です。hiroです。
寝かし型(#09)、回転型(#11)と来て、今回は第3の型「独占ポジション型」の実売報告です。出品者が自分ひとりだけという状態で、相場の上に価格を置く。 DAIKO 人感センサー付LEDダウンライト DDL-4497ABが、仕入¥2,000から2個まとめて売上¥22,000になりました。手数料¥4,576を引いた粗利は¥15,424、利益率は70.1%です。
💡 Keepaの過去最高値は天井ではない。出品者がいなければ、最後の成約¥9,400より上の¥11,000でも売れる。ただし独占は長続きしない前提で動く。金額は当時のhiro実売記録・2026年時点のものです。
なお、本記事で扱う金額はこのDAIKOダウンライトの実データのみです。ほかの商品の相場や、ここにない数字を新しく計算することはしません。
第3の型「独占ポジション型」とは何か

これまでのシリーズで出てきた型を、いったん並べます。
- 寝かし型(#09):時間を味方につける。¥1,000のLEDランプが¥12,000で売れた
- 回転型(#11):時間を味方につけない。13日で回して粗利¥25,152
- 独占ポジション型(今回):競争相手がいない場所に、自分だけが立つ
前の2つは「時間」の使い方が軸でした。今回の軸は「競争」です。Amazonの商品ページに出品者が自分しかいなければ、価格を比べられる相手がいません。買う側は、そのページで買うか、買わないかしか選べないんです。
だから、値下げ競争に巻き込まれず、相場の上に価格を置けます。これが独占ポジション型の中身です。詳しい仕入れの経緯と実画面は、こちらにまとめています。
👉 同じ商品が2個まとめて売れた|DAIKO DDL-4497AB 仕入¥2,000→売上¥22,000・粗利¥15,424(70.1%)と「Keepaの過去最高値は天井じゃない」話
【副業】独占かどうかを見極める2つの目

独占ポジションは、運で手に入るものではありません。仕入れる前に見極められるものです。私が見るのは次の2つだけです。
1つ目は、出品者の数。 商品ページに出品者がゼロ、つまり今Amazon側にも他の出品者にも在庫がない状態かどうか。今回のDAIKOは、まさにこの「出品ゼロ」の状態でした。
2つ目は、Keepaに残る過去の成約価格。 出品ゼロでも、過去に売れた履歴が残っていれば「需要が消えたわけではない」と分かります。今回は最後の成約が¥9,400と残っていました。
この2つが揃うと、「売る場所には誰もいないが、買う人はいる」という状況になります。逆にどちらか片方だけなら、独占とは呼べません。出品者ゼロなのに履歴もないなら、そもそも需要がない可能性のほうが高いからです。
「過去最高値は天井じゃない」——¥9,400に¥11,000を置いた判断

ここが今回の一番のポイントです。
Keepaに残る最後の成約は¥9,400でした。普通に考えれば、この価格に合わせて出品するのが安全です。でも私は、そこに¥11,000を置いて出品しました。 結果は、売れました。
なぜそう判断したのか。理由はシンプルで、出品者がゼロだったからです。Keepaの価格履歴は、「競争がある状態での成約価格」を映しています。競争相手が消えた状態では、その履歴はもう「天井」ではなく、ただの「過去の記録」です。
- 比べられる出品者がいない
- 買う人の選択肢は、自分のページか、買わないか
- だから、過去の成約価格より上でも通る余地がある
もちろん、これは毎回通る話ではありません。独占状態だったから通った、というのが正確な言い方です。出品者が1人でも現れていたら、この価格は置けませんでした。
【節約】薄利多売ではなく、1件の粗利を厚くする

節約の話と言うと、支出を切り詰める話に聞こえるかもしれません。ここでは「同じ手間で、残るお金を増やす」という意味で使います。
今回の数字は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上(2個まとめて) | ¥22,000 |
| 仕入 | ¥2,000 |
| 手数料 | ¥4,576 |
| 粗利 | ¥15,424 |
| 利益率 | 70.1% |
¥22,000(売上)-¥2,000(仕入)-¥4,576(手数料)=¥15,424(粗利)。出品も梱包も発送も、1件ぶんの手間です。相場ぴったりで安く売って数を追うより、独占の場面で1件の粗利を厚く取るほうが、手間あたりに残るお金が大きくなります。
これは値下げを否定する話ではありません。#11のREGZAのように、競争がある場面では、下げる決断が正解です。場面によって使い分ける、というだけのことです。
独占ポジションを再現するための条件

再現できるように、今回の条件を整理しておきます。
- 出品者がゼロ(自分が唯一の出品者になれる)
- Keepaに過去の成約が残っている(需要の裏付けがある)
- 型番を一意に確定できる(違う型番を買わない)
- 発送の準備が先にできている(売れたその日に動ける)
3つ目は特に大事です。ダウンライトは似た型番がたくさんあります。型番が1文字違うだけで別商品です。店頭では必ず型番を確認して、Keepaで同じ型番の履歴を見てから仕入れます。
4つ目は、地味ですが効きます。照明器具は割れ物ではないものの、角や面を傷めやすい商品です。ダンボールとプチプチを先に用意しておけば、売れた日にそのまま梱包できます。下の商品カードに、私が使っている発送資材をまとめました。
【投資】独占は長続きしない。だから回収を急ぐ

最後に投資の視点です。独占ポジションで一番気をつけるべきなのは、独占は長続きしないということです。
今は出品者がゼロでも、誰かが同じ商品を出品した瞬間に、この状況は終わります。そうなれば、価格は「競争がある状態」に戻ります。つまり、独占の価格は「期間限定の高値」です。

だから私は、独占の状態のうちに現金に変えて、次の仕入れに回すことを優先します。値上がりを待って引っ張るのは、独占という有利な条件を自分から手放す行為になりかねません。
資金の回し方の考え方は、寝かし型と回転型の話でもお伝えしてきました。
- 寝かし型:#09 LEDランプ(¥1,000→¥12,000)
- 回転型:#11 REGZA(13日で¥25,152)
- 独占ポジション型:今回のDAIKOダウンライト
3つの型は、商品の状況を見て使い分ける道具です。独占なら回収を急ぐ。時間が味方になる商品なら寝かす。競争がある高額品なら、迷わず回す。この見極めが、資金を止めないコツだと思っています。
まとめ:見極めて、置いて、早く回収する

今回の要点を整理します。
- DAIKO DDL-4497AB:仕入¥2,000、2個まとめて売上¥22,000
- 粗利¥15,424・利益率70.1%:手数料は¥4,576
- Keepaの最後の成約¥9,400に、¥11,000を置いて売れた:出品ゼロの独占だったから通った
- 見極めは2つの目:出品者の数と、Keepaに残る成約履歴
- 独占は期間限定:現金化を急いで次へ回す

「過去最高値が天井」と決めつけると、売れる価格を自分で安く見積もってしまいます。大事なのは価格の数字ではなく、そのページに今、誰がいるか。 出品者がいるかどうかを見るだけで、置ける価格が変わります。
詳しい実画面つきの記録は、こちらの記事にあります。
👉 同じ商品が2個まとめて売れた|DAIKO DDL-4497AB 仕入¥2,000→売上¥22,000・粗利¥15,424(70.1%)と「Keepaの過去最高値は天井じゃない」話
同じ実売記録シリーズの記事は、せどり・物販のカテゴリにまとめています。
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