長距離ドライブ中の車内から見た道路と空。

「仕入れ利益¥38,000だから、遠征は"黒字"だ」と言えるかどうか、少し立ち止まって確認してみます。hiroです。

姫路遠征シリーズ第4回は、遠征コストの全貌と損益分岐点の計算です。#1〜#3で記録した仕入れと想定利益の数字を使いながら、「交通費・時間コスト込みで本当に割に合うのか」を整理します。

💡 遠征コストは「交通費+時間コスト(時給換算)」。この2つを先に把握して、最低限の仕入れ利益目標を決めると、途中で「もう1店寄るかどうか」の判断が速くなる。


1. 姫路遠征#1〜#3の想定利益を先に確認する

地図と路線図が広げられたテーブル。遠征ルートを計画しているイメージ。

まず現時点の想定利益をまとめます。すべて未販売の見込み値です。

回 テーマ 想定利益(見込み)
#1 ジャンル横断32個 ¥38,939
#3 子供向け雑誌+おもちゃ ¥7,763
#2 舞台DVD(未販売) 未確定
合計(#1+#3) — ¥46,702(見込み)

#2のDVDはまだ価格が確定していないため除外しています。#1と#3だけで¥46,702の想定利益が立っています。


2. 遠征コストの内訳

ガソリンスタンドでの給油シーン。走行コストの象徴。

遠征コストには以下の項目が含まれます。

金銭コスト

項目 概算
高速代(往復) ¥2,000〜¥3,000
ガソリン代 ¥1,500〜¥2,500
駐車場代 ¥500〜¥1,000
食事・飲み物 ¥1,000〜¥1,500
合計 ¥5,000〜¥8,000

ノートと電卓が並んだデスク。損益計算のイメージ。

これだけ見ると「安い」と感じるかもしれません。ただ、時間コストも加えると話が変わります。

時間コスト(時給換算)

移動・巡回・仕入れにかかった時間を、副業の時給に換算します。

  • 移動時間(往復約3時間)+店舗巡回(約2〜3時間)= 合計5〜6時間
  • 副業の時給目標を¥1,000/hとすると:5〜6h × ¥1,000 = ¥5,000〜¥6,000

金銭コストと時間コストを合計すると:

¥5,000〜¥8,000(金銭)+¥5,000〜¥6,000(時間)= ¥10,000〜¥14,000


3. 【守る】損益分岐点を先に決めておく

賑やかな商店街。複数の店舗が並ぶ通り。

損益分岐点の考え方は単純です。

「遠征コストを全部回収するのに必要な最低利益は?」

仮に遠征コストを¥12,000(平均値)と置くと:

  • 1回の遠征で最低¥12,000の利益が出なければ、ゼロ以下になる
  • ¥12,000を粗利率30%で達成するには、仕入れ額¥40,000が必要(売価¥57,000で¥17,000の粗利…ではなく)

少し整理します。粗利率30%というのは「売価の30%が手取り」という意味です。¥12,000の手取りを得るには:

  • 売価ベース:¥12,000 ÷ 0.30 = ¥40,000相当の売り上げが必要

姫路#1の実績は仕入れ¥51,115→想定利益¥38,939(30.9%)。これは損益分岐を十分超えています。


4. 【攻める】損益分岐を超えたら「何店寄るか」で判断する

レシートや会計ノートが並んでいる。遠征コストの管理イメージ。

遠征の途中で「もう1軒寄るかどうか」を迷う場面があります。このとき便利な基準が損益分岐の考え方です。

基本ルール:「追加1軒で¥2,000〜¥3,000の利益が見込めるなら寄る」

追加1軒にかかる追加コストを考えます:

  • 移動10〜30分 = 時間コスト¥300〜¥500
  • 駐車場 = ¥0〜¥300

追加コストが合計¥500〜¥800なら、¥2,000以上の利益が見込める店舗に立ち寄るのは合理的です。この基準を持っておくだけで、「疲れたけど寄ったほうがいいか」という曖昧な判断が減ります。


5. 【増やす】遠征頻度の最適化と利益目標の設定

買い物袋が複数並んでいる。遠征で仕入れた品物のイメージ。

遠征の頻度を増やせばいい、というわけではありません。コストと疲労の累積があるためです。

月2回の遠征を維持する場合の目標:

  • 月2回遠征 × 遠征コスト¥12,000 = 月のコスト¥24,000
  • このコストを回収するには、月¥24,000以上の利益が必要
  • さらに「副業として稼ぐ目標」を月¥50,000とするなら、遠征利益は¥50,000+¥24,000 = 月¥74,000が目標になる

ノートパソコンでスプレッドシートを管理している。利益管理のイメージ。

大きな数字に見えますが、姫路#1単発で想定¥38,939が出ているので、月2回であれば現実的な範囲内です。ただしすべてが「想定通り」に売れる前提で、実際の販売確定後に再計算が必要です。


6. 遠征で「時間コスト」を意識する理由

広い駐車場に複数の車が停まっている。移動と時間コストのイメージ。

時間コストを意識する理由はシンプルです。「交通費だけで黒字」と考えると、低収益の遠征を続けてしまう可能性があるためです。

副業の時間は有限です。仕入れ¥1,000の粗利を6時間かけて稼ぐより、近所で30分かけて¥3,000稼ぐほうが時給は高くなります。遠征は「距離コスト+時間コスト」が重いぶん、高利益か大量仕入れでないと割に合いにくい。

姫路遠征#1の32個・想定¥38,939は、この基準を十分満たしています。


まとめ:遠征の損益分岐は「コスト込み¥12,000〜¥14,000超」

テーブルの上に紙幣とメモが並んでいる。利益の確認イメージ。

姫路遠征#1〜#3のまとめ:

  • #1+#3の想定粗利合計:¥46,702(未確定・見込み値)
  • 遠征コスト(金銭+時間):¥10,000〜¥14,000
  • 純利益見込み:¥32,000〜¥36,000(すべて売れた場合)

損益分岐を超えており、数字の上では今回の遠征は有効でした。実際の販売確定後に改めて実績として記録します。

遠征の判断を「交通費だけ」で判断しない。この意識が積み上がると、副業の時給感覚が磨かれていきます。


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