フローリングの床に置かれた黒い安全靴と、過去にAmazonから届いたクラフト紙の配送袋、水色の業務用気泡緩衝材のロール、オレンジ色のテープカッター。

フリマとAmazonで8年売り続けているhiroです。

今日、Amazonで ¥2,500の安全靴 が売れました。FBAではなく 自己発送 です。

自己発送と聞くと「面倒くさそう」と思う方が多いのですが、実際にやってみると 作業は約10分、しかも 家から一歩も出ていません。 荷物は玄関に置いておくだけで、ヤマトが勝手に持っていきました。

冒頭の写真が、今回使った材料の全部です。過去にAmazonから届いた袋・業務用のプチプチ・テープ。これだけ。

💡 自己発送のコストは「送料」だけではなく「動くこと」。集荷を使えば、その一番重い部分が消える。

この記事では、次の4つを実画面で公開します。

  • 売れた通知から発送完了までの10ステップ(作業10分)
  • 梱包資材をゼロ円で用意する方法
  • アマゾンパートナーキャリアで送料を確定させる手順
  • プライスター表示の粗利¥2,159から、実際にいくら残るのか

先に正直に書いておくと、粗利¥2,159はそのまま手元に残る金額ではありません。 その理由も後半で計算します。


売れたのはこれ:¥2,500の安全靴、仕入れ¥0

プライスターの「売れたもの」画面。マルゴの安全靴の行に、商品価格¥2,500・送料¥0・仕入価格¥0・粗利¥2,159、自己発送出品・中古品-ほぼ新品・売れた個数1・販売SPEED2・未発送と表示され、赤い丸で囲まれている。

売れたのは [マルゴ] 安全靴 作業靴 鋼製先芯 マジカルセーフティー600 ブラック 25.5cm です。

項目 内容
商品価格 ¥2,500
送料(購入者負担) ¥0
仕入価格 ¥0
コンディション 中古品-ほぼ新品
出品モード 自己発送出品
販売SPEED 2

仕入価格が ¥0 です。これは他の商品を仕入れたときに付いてきた副産物で、原価を本体側に全振りしているためこうなっています。同じパターンは今朝の記事でも書きました(中古プリンターに同梱されていた純正インクが¥5,200で売れた話)。

出品設定:価格追従なし、赤字ストッパー¥2,000

プライスターの出品変更画面。価格2,500円、ポイント0%、仕入れ価格0円、手数料341円・粗利2,159円・利益率86.4%が赤くマークされ、価格追従モード「しない」、赤字ストッパー2,000円、高値ストッパー0円と表示されている。

項目 設定
価格 ¥2,500
手数料 ¥341
粗利 ¥2,159
利益率 86.4%
価格追従モード しない
赤字ストッパー ¥2,000

手数料は ¥341、販売価格の 13.6% です。自己発送なのでFBAの配送代行手数料が乗らず、この水準に収まっています。

価格追従を「しない」にしているのは、自分で決めた価格を勝手に動かされたくないからです。この考え方は前に詳しく書きました(展示品を「中古-ほぼ新品」で¥75,000に置いた話)。

コンディション説明で「箱がない」ことを先に開示する

プライスターのコンディション説明入力画面。「箱無し。正規の箱がございませんが、新品未使用のきれいな状態の商品です。別の箱若しくは緩衝材でしっかりと梱包した状態で発送予定です。」と入力されている。

登録した説明文はこれです。

箱無し。正規の箱がございませんが、新品未使用のきれいな状態の商品です。別の箱若しくは緩衝材でしっかりと梱包した状態で発送予定です。

「箱がない」ことを最初に書いています。 そして「別の箱もしくは緩衝材で梱包する」と、これから何をするかまで書いてある。

これが後の梱包工程と直結します。説明文に書いた通りに梱包すれば、クレームは構造的に起きません。


商品の状態:タグ付き・未使用、でも「新品」では出さない

フローリングに置かれた黒い安全靴の上から見た写真。ブランドタグと黄色い丸型のタグが紐に付いたままで、インソールに青いMAGICAL SAFETYのロゴが見える。

現物です。タグが付いたままの未使用品ですが、正規の箱がありません。

安全靴に付いた黄色い丸型タグのアップ。「プロテクティブスニーカー規格 型式認定合格証明票」と書かれ、JSAAが定める規格の安全基準を満たした作業靴である旨が記載されている。

タグには「型式認定合格証明票」とあり、JSAAの安全基準を満たした作業靴であることが示されています。商品としての価値はしっかり残っている状態です。

それでも、コンディションは「中古品-ほぼ新品」にしました。

理由は単純で、箱がない時点で「新品」の条件を満たさないからです。未使用であることは説明文で伝えられます。区分は正直に落として、状態の良さは文章で伝える——これが返品と低評価を減らす一番確実な方法だと思っています。


注文情報を確認する

Amazonセラーアプリの「注文の詳細」画面。出荷予定日2026年8月19日(水)、配送:標準、注文日2026年8月15日(土)、販売経路Amazon.co.jp、商品名とSKU、単価¥2,500、未出荷1と表示されている。

注文の詳細です。

項目 内容
注文日 2026年8月15日(土)
出荷予定日 2026年8月19日(水)
配送 標準
販売経路 Amazon.co.jp

出荷予定日は8月19日。 つまり4日の猶予があります。

ただ、私は 売れた日のうちに発送します。 理由は2つあって、

  • 後回しにすると忘れる(これが一番怖い)
  • 早く届くほど評価が良くなる

猶予があること自体は安心材料ですが、猶予を使い切る前提で運用しないほうが結果的に楽です。


梱包:材料費ゼロで10分

ここからが本題です。梱包資材は一切買っていません。

ステップ1:Amazonから届いた袋・箱を捨てずに取っておく

冒頭のヒーロー画像がそれです。自分がAmazonで買い物したときに届いた袋や箱を、畳んでストックしておく。 これだけで資材費がゼロになります。

今回使ったのは、クラフト紙の配送袋。丈夫で、靴1足がちょうど収まるサイズでした。

これは節約テクというより、在庫を持たない工夫です。サイズがまちまちなので大量出品には向きませんが、月に数件の自己発送なら十分回ります。

ステップ2:業務用プチプチでぐるぐる巻く

水色の業務用気泡緩衝材のロールから切り出したシートの上に、安全靴を置いて包んでいる途中の写真。

緩衝材は 業務用のロール を1本持っておくと、これ1つでほぼ全部済みます。幅の広いロールを1本買っておけば、小物から靴まで対応できます。

やることは 巻くだけ です。靴なので割れ物ではありませんが、型崩れと擦れを防ぐ目的で全体を包みます。

ステップ3:袋に入れて封をする

クラフト紙の配送袋の口を手で開き、気泡緩衝材で包んだ安全靴を入れているところ。

巻いたものを、そのまま袋へ。

封をした茶色のクラフト紙包みが床に置かれ、右側にオレンジ色のテープカッターに装着された透明の梱包テープが並んでいる。

テープで封をして完成です。ここまでで5分もかかっていません。

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送料を確定させる:アマゾンパートナーキャリア

梱包が終わったら、サイズと重さを測ります。

Amazonセラーアプリの「荷物の寸法を変更する」画面。長さ30cm・幅22cm・高さ15cmと入力され、赤くマークされている。

今回は 30cm × 22cm × 15cm、1kg でした。この数字をAmazonのセラーアプリに入力します。

Amazonセラーアプリの配送サービス選択画面。梱包サイズCustom 30cm x 22cm x 15cm・重量1kgと表示され、配送所要日数の選択肢として宅急便¥603(8月16日(日))、クール宅急便-冷蔵¥903、クール宅急便-冷凍¥903が並んでいる。

すると、アマゾンパートナーキャリア(Amazonとヤマト運輸が連携した配送サービス)の料金が出てきます。

サービス 送料 お届け
宅急便 ¥603 8月16日(日)
クール宅急便 -冷蔵 ¥903 8月16日(日)
クール宅急便 -冷凍 ¥903 8月16日(日)

宅急便¥603。 これを選びます。

ここが自己発送のいちばん大きなメリットです。同じサイズをヤマトの通常料金で送れば、もっとかかります。 Amazon経由でヤマトの配送を手配することで、割安な料金が適用されます。

しかも、サイズと重さを入れれば送料がその場で確定するので、「いくらかかるか分からない」という不安がありません。


送り状を印刷して貼る

iPhoneのプリントオプション画面。プリンタ「Canon TS6330 series」、部数1、カラーでプリントがオン、用紙サイズA4と表示されている。

配送サービスを選ぶと送り状のデータが出てくるので、そのまま自宅のプリンターで印刷します。

  • プリンター:Canon TS6330
  • 用紙:A4の普通紙でOK
  • 部数:1

専用のラベル用紙は不要です。 A4のコピー用紙に印刷して、指定の位置で折って袋に貼るだけ。ヤマトの送り状は「品番396」という様式で、この形式で出力されます。

印刷した送り状を荷物に貼れば、発送作業としては完了です。


集荷を頼む:玄関に置いておくだけ

ヤマト運輸の集荷Web受付サイトの完了画面。「お申し込みが完了しました」「受付完了メールをお送りしました。ご確認ください。」と表示され、「続けて集荷を申し込む」ボタンが並んでいる。

最後がここです。ヤマトの集荷をWebから申し込みます。

やり方はシンプルで、ヤマト運輸の集荷受付サイト(shuka.kuronekoyamato.co.jp)から申し込むだけ。クロネコメンバーズに登録しておけば、住所の入力も省けます。

申し込みが完了すると、この画面が出て受付完了メールが届きます。

そして——荷物を玄関に置いておけば、ヤマトが持っていってくれます。

コンビニにも営業所にも行っていません。 ここが今回いちばん伝えたいところで、自己発送の面倒くささの正体は、送料ではなく持ち込みに行くことなんです。 集荷を使えば、その部分がまるごと消えます。


全10ステップ:作業時間の内訳

改めて、最初から最後までを並べます。

ステップ やること 目安
1 Amazonから売れた通知が届く
2 ストックしてあるAmazonの袋・箱を出す 30秒
3 業務用プチプチで巻く 2分
4 袋に入れて封をする 1分
5 サイズと重さを測る(30×22×15cm・1kg) 1分
6 アマゾンパートナーキャリアで送料を確認(宅急便¥603) 1分
7 送り状をA4普通紙に印刷 1分
8 送り状を貼る 30秒
9 ヤマトの集荷をWeb申込 2分
10 玄関に置く 10秒
合計 約10分

外出ゼロ、資材費ゼロ、作業10分。 これが今回の実測値です。


正直な計算:粗利¥2,159は、そのまま残りません

ここは必ず書いておきます。

プライスターの画面には 粗利¥2,159・利益率86.4% と表示されています。ただ、この数字に配送料は入っていません。

自己発送は、送料を出品者が負担します。 今回は¥603です。

項目 金額
販売価格 ¥2,500
Amazon手数料 −¥341
仕入価格 −¥0
プライスター表示の粗利 ¥2,159(86.4%)
配送料(自己発送) −¥603
実際の手残り(概算) 約¥1,556(約62%)

86.4% → 約62%。 それでも十分に高い利益率ですが、表示された数字をそのまま利益だと思ってはいけません。

さらに厳密に言えば、ここから梱包資材の費用も引くべきです。今回はAmazonの袋を再利用したので実質ゼロですが、資材を買っていれば数十円は乗ります。

FBAなら配送代行手数料が最初から手数料に含まれるので、この計算ズレは起きません。 自己発送を選ぶなら、「粗利 − 送料 − 資材費」で見る癖をつけてください。

それでも自己発送を選んだ理由

今回、FBAではなく自己発送にしたのは3つの理由からです。

理由 内容
納品の手間がない FBAは倉庫に送る作業と送料が別途かかる。1点だけならその往復が無駄
箱がない商品だから 正規箱なしの商品は、FBAだと梱包要件で引っかかることがある
原価¥0だから急がない 資金が寝ていないので、回転を焦る理由がない

逆に言えば、同じ商品を何個も持っているならFBAのほうが効率的です。1点ものの副産物だからこそ、自己発送がハマりました。


今回の教訓4つ

1. Amazonの袋と箱は捨てない

自分が買い物したときの梱包材が、そのまま次の発送資材になります。 畳んで玄関にストックしておくだけ。今回の資材費はゼロ円でした。

2. 緩衝材は業務用ロールを1本

種類を増やすより、幅の広い業務用ロールを1本持つほうが早いです。小物も靴も、これ1つで巻けます。発送まわりの資材の考え方は別記事にまとめました(メルカリの発送を帰宅後30分で終わらせる|資材3種・サイズ早見表・まとめ処理の型)。

3. 集荷を使えば、自己発送は「外出ゼロ」になる

面倒なのは送料ではなく、持ち込みに行くこと。 Webで集荷を申し込んで玄関に置くだけなら、心理的なハードルはほぼ消えます。

4. 表示された粗利から、送料と資材費を引く

プライスターの粗利¥2,159に配送料は含まれていません。 実際の手残りは約¥1,556。自己発送は「粗利 − 送料 − 資材費」で見る。 ここを間違えると、低単価商品では簡単に赤字になります。


まとめ:3行

  • ¥2,500の安全靴を自己発送。梱包はAmazonの再利用袋+業務用プチプチで資材費ゼロ、作業は約10分。
  • アマゾンパートナーキャリアで宅急便¥603を確定させ、A4普通紙に送り状を印刷。ヤマトの集荷をWeb申込して玄関に置くだけで、外出はゼロ。
  • プライスター表示は粗利¥2,159・86.4%だが、配送料¥603を引いた実際の手残りは約¥1,556・約62%。自己発送は必ず送料を引いて考える。

「自己発送は面倒だからFBAしか使わない」という方——集荷を一度使ってみると、印象がかなり変わると思います。


今回いちばん働いたツール:プライスター

正直に言うと、今回の記事の数字は ほぼ全部プライスターの画面です。

場面 プライスターがやってくれたこと
売れた瞬間 「売れたもの」に粗利¥2,159・利益率86.4%が自動計算されて出る
出品設定 価格・仕入値を入れるだけで手数料¥341を自動算出
価格管理 価格追従を「しない」に固定して、意図しない値下げを防ぐ
下限管理 赤字ストッパー¥2,000で、それ以下に落ちない
コンディション 説明文をアプリ内で編集して、そのまま反映

「売れた → いくら残るのか」が、電卓を叩かずに1画面で分かる。 自己発送でもFBAでも、出品数が増えるほどここの差が効いてきます。

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