
フリマとAmazonで8年売り続けているhiroです。
メルカリで出品するたびに、あの画面で止まりませんか。「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」、どっちを選べばいいのか。
選択肢は全部で 8種類。しかも「らくらくのほうが安い」とも「ゆうゆうのほうが安い」とも言い切れません。サイズと重さの組み合わせで、どちらが有利かがひっくり返るからです。
この記事では、2026年8月時点のメルカリ公式ヘルプで全8種類の料金・サイズ・重量を1つずつ確認したうえで、どこで判断が変わるのかを整理しました。
💡 送料の正解は「安いほう」ではなく「サイズと重さの条件を満たすなかで安いほう」。条件を先に見ないと、いくら料金表を眺めても決まらない。
先に結論だけ知りたい方のために、判断表を最初に置いておきます。
結論:この表だけで9割決まります
| 送りたいもの | 選ぶべき配送方法 | 送料 |
|---|---|---|
| A5に収まる小物(トレカ・アクセサリー) | ゆうパケットポストmini(ゆうゆう) | 160円 |
| A4・厚さ3cm以内で1kg以下 | ネコポス(らくらく) | 210円 |
| A4・厚さ3cm以内で1kg超〜2kg | ゆうパケットポスト(ゆうゆう) | 215円 |
| 厚さ5cm以内の小箱で重い | 宅急便コンパクト(らくらく) | 450円+資材70円 |
| 厚さ7cmまで欲しい小箱で2kg以下 | ゆうパケットプラス(ゆうゆう) | 455円+資材65円 |
| 60サイズだが2kg超 | ゆうパック(ゆうゆう) | 750円 |
| 80・100サイズで軽い | 宅急便(らくらく) | 850円/1,050円 |
| 170サイズ | ゆうパック(ゆうゆう)のみ | 1,900円 |
| 180・200サイズ | 宅急便(らくらく)のみ | 2,100円/2,500円 |
ざっくり言えば、薄い・小さいものはゆうゆう便、重いもの・大きいものはらくらく便が有利になりやすい。ただし例外が多いので、以下で1つずつ見ていきます。
全8種類の料金・サイズ・重量【2026年8月・公式ヘルプ確認済み】
まず全体像です。メルカリのアプリでも、この一覧が確認できます。

小型サイズ(ポスト投函・薄物)
| 配送方法 | 系統 | 送料 | サイズ上限 | 重量上限 | 発送場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| ゆうパケットポストmini | ゆうゆう | 160円 | 専用封筒(外寸21.6×17.8cm) | 2kg未満 | 郵便ポストのみ |
| ネコポス | らくらく | 210円 | 3辺60cm・長辺34cm・厚さ3cm | 1kg | ヤマト営業所・セブン・ファミマ・PUDO・集荷 |
| ゆうパケットポスト | ゆうゆう | 215円 | 専用箱32.7×22.8×3cm/シールなら3辺60cm・長辺34cm | 2kg | 郵便ポスト |
| ゆうパケット | ゆうゆう | 230円 | 3辺60cm・長辺34cm・厚さ3cm | 1kg | 郵便局・ローソン |
小〜中型サイズ(小箱)
| 配送方法 | 系統 | 送料 | 資材代 | 実質 | サイズ | 重量上限 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 宅急便コンパクト | らくらく | 450円 | 70円 | 520円 | 通常25×20×厚さ5cm/薄型34×24.8cm | 制限なし |
| ゆうパケットプラス | ゆうゆう | 455円 | 65円 | 520円 | 24×17×厚さ7cm | 2kg |
中〜大型サイズ
| サイズ | 宅急便(らくらく) | 重量上限 | ゆうパック(ゆうゆう) | 重量上限 |
|---|---|---|---|---|
| 60 | 750円 | 2kgまで | 750円 | 25kg |
| 80 | 850円 | 5kgまで | 870円 | 25kg |
| 100 | 1,050円 | 10kgまで | 1,070円 | 25kg |
| 120 | 1,200円 | 15kgまで | 1,200円 | 25kg |
| 140 | 1,450円 | 20kgまで | 1,450円 | 25kg |
| 160 | 1,700円 | 25kgまで | 1,700円 | 25kg |
| 170 | — | — | 1,900円 | 25kg |
| 180 | 2,100円 | 30kgまで | — | — |
| 200 | 2,500円 | 30kgまで | — | — |
※すべて全国一律の税込料金です。宅急便は1辺170cm以内という制限もあります。金額・規定は改定されることがあるので、発送前に必ずメルカリ公式ヘルプでご確認ください。
判断が逆転するポイント①:小箱は「実質520円」で完全に並ぶ
ここが今回いちばん書きたかったところです。
宅急便コンパクトとゆうパケットプラスは、送料だけ見ると450円と455円で5円差。「ほぼ同じ」と紹介されることが多いのですが、専用資材代を足すと、実質はきっちり同額になります。
| 宅急便コンパクト | ゆうパケットプラス | |
|---|---|---|
| 送料 | 450円 | 455円 |
| 専用資材 | 70円 | 65円 |
| 実質合計 | 520円 | 520円 |
1円も違いません。 つまり、この2つは価格では選べないということです。
では何で選ぶのか。決め手は2つあります。
決め手1:厚さが必要なら、ゆうパケットプラス
- 宅急便コンパクト(通常BOX):厚さ 5cm
- ゆうパケットプラス:厚さ 7cm
2cmの差は、実務では大きいです。箱入りの化粧品、小型のフィギュア、厚みのある衣類——「あと少し入らない」で1サイズ上げると、送料が一気に750円まで跳ねます。
決め手2:重いなら、宅急便コンパクト
- 宅急便コンパクト:重量制限なし
- ゆうパケットプラス:2kgまで
ここは意外と知られていません。宅急便コンパクトには重さの規定がありません。 専用BOXに入りさえすれば、金属パーツでも書籍でも通ります。
一方ゆうパケットプラスは2kg上限。厚さ7cmの箱に本を詰めると、2kgはあっさり超えます。
「厚みが欲しいならゆうパケットプラス、重さがあるなら宅急便コンパクト」——これが実質同額の2つを分ける唯一の基準です。
判断が逆転するポイント②:60サイズは「重さ」で決まる
60サイズは、宅急便もゆうパックも どちらも750円。同額です。
でも、重量上限がまったく違います。
| 宅急便60サイズ | ゆうパック60サイズ | |
|---|---|---|
| 送料 | 750円 | 750円 |
| 重量上限 | 2kgまで | 25kg |
同じ750円で、積める重さが12倍以上違う。
60サイズの箱に本を5〜6冊入れると、2kgは簡単に超えます。宅急便で出そうとすると、サイズは60なのに重量オーバーで80サイズ(850円)に上げられる、という事態が起きます。
「サイズは小さいけど重い」——この条件では、ゆうパックが明確に有利です。 私は本やCD、金属パーツをまとめて送るときは、ほぼ自動的にゆうパックを選びます。
同じ理屈で、80サイズ(5kgまで)・100サイズ(10kgまで)も、重い荷物ならゆうパックのほうが安全です。らくらく便の20円安を取りにいって重量オーバーで差し戻されるほうが、よほど損をします。
判断が逆転するポイント③:薄物は「1kgの壁」がある
薄物で見落とされやすいのが、ネコポスとゆうパケットの重量が1kgまでという点です。
| 配送方法 | 送料 | 重量上限 |
|---|---|---|
| ネコポス | 210円 | 1kg |
| ゆうパケットポスト | 215円 | 2kg |
| ゆうパケット | 230円 | 1kg |
厚さ3cm以内でも、1kgを超えた瞬間にネコポスは使えません。 文庫本を数冊、厚手の衣類、A4の書類の束——このあたりは意外と1kgに届きます。
5円しか変わらないのに上限が2倍。迷ったらゆうパケットポストにしておく、というのが安全策です。
ゆうパケット(230円)を選ぶ理由は、ほぼありません
正直に書きます。ゆうパケットは、ゆうパケットポストの下位互換に近いです。
- 料金は 15円高い(230円 vs 215円)
- 重量上限は 半分(1kg vs 2kg)
選ぶ意味があるのは、専用箱も発送用シールも手元になくて、今すぐ郵便局かローソンに持ち込みたいときくらいです。逆に言えば、資材さえ用意しておけば出番はありません。
発送場所の違い:ここで生活動線が決まります
料金が同じなら、次に効くのはどこから出せるかです。
| らくらくメルカリ便 | ゆうゆうメルカリ便 | |
|---|---|---|
| 持込先 | ヤマト営業所/セブン-イレブン/ファミリーマート/PUDOロッカー/Smari | 郵便局/ローソン/スマリボックス |
| ポスト投函 | ✕ | ○(ゆうパケットポスト・mini) |
| 自宅集荷 | ○ | ✕(メルカリ便としては非対応) |
| 匿名配送 | ○ | ○ |
| 追跡 | ○ | ○ |
| 補償 | ○ | ○ |
匿名配送・追跡・補償はどちらも付いているので、ここで差は付きません。
差が出るのは3点です。
- らくらく便はコンビニの選択肢が広い(セブン・ファミマ・PUDO)
- ゆうゆう便はポストに入れるだけで終わる(ゆうパケットポスト系)
- 自宅集荷はらくらく便だけ
大きい荷物を家から出したいなら、らくらく便一択です。逆に、薄物を通勤途中のポストに放り込むだけで済ませたいなら、ゆうゆう便が圧勝します。
私は薄物はポスト投函、大型は自宅集荷、という組み合わせに落ち着きました。送料の差より、出しに行く手間のほうが継続には効きます。
なお、こういう「毎回の判断をなくす」考え方は別記事にまとめています(メルカリの発送を帰宅後30分で終わらせる|資材3種・サイズ早見表・まとめ処理の型)。
よくある疑問(FAQ)
Q. 結局どっちが安いんですか? A. サイズと重さによって変わります。 小型(160円のゆうパケットポストmini)はゆうゆう便が最安、80・100サイズはらくらく便が20円安、それ以外の中〜大型は同額です。
Q. 専用資材はどこで買えますか? A. 宅急便コンパクトの専用BOX(70円)はヤマト営業所・セブン・ファミマなど、ゆうパケットプラスの専用箱(65円)は郵便局・ローソンで購入できます。店舗によって在庫がないことがあるので、まとめ買いしておくのが確実です。
Q. ゆうパケットポストminiは郵便局の窓口に出せますか? A. 出せません。郵便ポストへの投函のみです。窓口や差入口からは差し出せない決まりになっています。
Q. サイズオーバーしたらどうなりますか? A. 差額請求または返送になります。3cm・7cmの厚さの壁は、封をした後の状態で測ってください。 詰めすぎて膨らむのがいちばんよくある失敗です。
Q. 重量オーバーは? A. 同じく差し戻し・差額の対象です。とくに ネコポス1kg・ゆうパケットプラス2kg は超えやすいので、デジタルスケール(Amazonで見る)を1台置いておくと事故が消えます。
Q. 180サイズ以上を送りたい A. らくらく便の宅急便(180サイズ2,100円/200サイズ2,500円)しかありません。 ゆうパックは170サイズまでです。
Q. 匿名配送はどちらも使えますか? A. どちらも使えます。 匿名配送・追跡・補償の3点は、らくらく便・ゆうゆう便のどちらにも付いています。
Q. 出品後に配送方法を変更できますか? A. 売れる前であれば変更できます。売れた後の変更はできないので、出品時点で決めておくのが安全です。
せどり・物販でやっているなら:送料は「出品前」に確定させる
ここからは、利益を計算して仕入れている方向けの話です。
送料を売れてから考えるのは、いちばん危険なパターンです。私自身、8年前の初出品で送料の見積もりを誤って、利益が消えるどころか赤字にしたことがあります(【せどり失敗談#1】メルカリ初出品でドラクエを3,000円で売って1,000円損した話)。
やることはシンプルで、仕入れた時点で「この商品はどの配送方法か」を確定させるだけです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 仕入れた直後に、梱包後の3辺と重さを測る |
| 2 | 上の表で配送方法を決める |
| 3 | その送料を引いた金額で、売値の下限を決める |
| 4 | 出品時に配送方法を設定し、説明文かメモに残す |
そして、そもそもメルカリで売るべきかどうかという判断もあります。型番があってAmazonに商品ページがある商品なら、FBAに預けて発送作業ごと手放すほうが速いこともある。チャネルの選び方は別記事にまとめました(Amazon・メルカリ・ヤフオクの使い分け:出品規制と元カタログで決める販売チャネル)。
Amazon側の相場と回転を見るときは Keepa を使っています。新品・中古の出品数と価格推移が読めるので、「メルカリで売るか、Amazonに送るか」の判断が数分で終わります。
まとめ:3行
- らくらくとゆうゆうは「どちらが安いか」では決まらない。サイズ・重さの条件を満たすなかで安いほうを選ぶと、自動的に答えが出る。
- 宅急便コンパクトとゆうパケットプラスは資材代込みで実質520円の同額。分けるのは厚さ(5cm vs 7cm)と重さ(制限なし vs 2kg)だけ。
- 60サイズは同じ750円でも重量上限が2kg vs 25kg。「小さいけど重い」ならゆうパック、「大きい」なららくらく便の宅急便(180・200サイズ)。
月に20件出す人なら年間240件。1件50円の差でも年間12,000円です。サイズと重さを測る数十秒で回収できる金額なので、次の出品からぜひ試してみてください。





