
家計管理を実践している買い物先生のhiroです。
「エアコンを4部屋使っているのに、電気代が下がった」——これが今回の話です。
3月と7月を比べると、6,427円/月のダウン。エアコン4台(リビング・子ども部屋2・寝室)を動かしながらこの結果が出たのは、使用量を-35%削減できたからです。
ただ、もう一つ「意外な事実」があります。単価はむしろ上昇していたんです。それでもトータルで下がった理由を、実データとともに解説します。
実データ公開:3月→7月の推移

中国電力・電化Styleコース・6kW契約・家族4人の実績です。
| 月 | 電気代 | 使用量 | 1日平均 |
|---|---|---|---|
| 2026年3月 | ¥24,038 | — | — |
| 2026年4月 | ¥23,952 | 811 kWh | 27.03 kWh |
| 2026年5月 | ¥21,231 | 688 kWh | 21.50 kWh |
| 2026年6月 | ¥16,825 | 515 kWh | 17.76 kWh |
| 2026年7月 | ¥17,611 | 529 kWh | 17.63 kWh |
| 差(3→7月) | ▲¥6,427 | — | — |
7月は夏季料金(+55円)が加算されていますが、それでも3月より6,427円安い。

使用量で見ると:
- 4月:811 kWh
- 7月:529 kWh
- 差:▲282 kWh(-34.8%≒-35%)
1ヶ月で282kWh、約35%の削減。エアコンを4台動かしていて、この数字です。
なぜ下がった? 「使用量-35%」が主因だが、単価は上がっていた

「エアコン使ったのに安くなった理由」を説明するには、2つの要因を分けて見る必要があります。
要因① 使用量が大幅に減った(主因)
3月・4月は暖房フル稼働+子どもの春休みで家族全員が在宅時間が長い時期。これが使用量を押し上げていました。
6月以降は気温が上がっても、暖房から冷房に切り替わることで消費電力が下がり、学校が始まったことで日中の在宅人数が減りました。結果、使用量が35%近く落ちた。
要因② 単価は逆に上がっていた(意外な事実)
実は、3〜4月は政府の「電気・ガス料金支援」補助が入っていて、単価が抑えられていました。 この補助が2024年度末(2025年5月請求分)以降に終了(その後一部再開・終了を繰り返しています)。
さらに、中国電力の燃料費調整単価は7月分で ▲9.56円/kWh(6月分は▲9.75円/kWh)で推移しています(中国電力 2026年7月分 燃料費調整単価)。
つまり、単価の面では"安くなる要因"はむしろ減ってきていた。それでも6月・7月の電気代が低いのは、純粋に使用量が35%落ちたからです。
「単価は上がった。それを使用量の削減で上回って、全体を下げた」——これが今回のポイントです。
なぜ春(3〜4月)が高かったのか

春の高さには理由があります。
- 暖房運転:エアコンの暖房は冷房より電力を使いやすい
- 春休み在宅:子どもが家にいる時間が増え、部屋ごとの暖房・照明・家電がフル稼働
- 天候の不安定さ:「寒い→暖房」「暖かい→オフ→また寒い」の繰り返しで無駄な起動が増えやすい
6月以降は学校が始まって昼間の在宅人数が減り、冷房の消費電力が暖房より少ない傾向もあって、使用量がぐっと落ちました。
hiroが実践している節約4項目
①温度設定は「維持モード」で動かす

エアコンは「部屋を一気に冷やす」より「設定温度をキープし続ける」方が電力が少なくて済みます。
こまめにオン/オフを繰り返すより、連続運転で設定温度を維持する方が消費電力が抑えられる——これはエアコンメーカーの公式見解にも共通する考え方です。
私は就寝時の切タイマーも極力使わず、朝まで弱運転でキープしています。
②リビングにサーキュレーターを置く
サーキュレーターで部屋の空気を循環させると、冷気が均一に広がり体感温度が1〜2度低く感じられます。
これにより、エアコンの設定温度を1〜2度上げても快適に過ごせます。設定温度を1度上げると冷房消費電力が約10%削減できるとされています(目安)。
③エアコン4部屋でも「使う順番」を意識する
4台稼働しているのに電気代が抑えられているのは、全台を同時に最強で動かしていないからです。
- 日中は人がいる部屋(リビング)に集中
- 夕食後は寝室のみに絞る
- 子ども部屋は就寝1時間前に稼働→就寝後は弱運転
「エアコンをつけているかどうか」より、「何台を何時間、何度で動かすか」の運用が使用量を決めます。
④フィルターは定期的に掃除する

フィルターが汚れると冷房効率が落ちます。一般に10〜20%効率低下するとも言われます。
4台あれば4台分を定期的に清掃する手間がかかりますが、逆に言えば「全部キレイにすれば全台で効果が出る」ということでもあります。我が家では月1回、フィルターを外して掃除機で吸い取っています。
8月の警戒:夏休みで跳ね上がる前にやること

7月までは「学校・仕事で日中の在宅が少ない」という状況でした。
8月は違います。 子どもたちの夏休みで、家族全員が1日中家にいる。これが電気代の最大のリスクです。

在宅時間が増えると、自然に電力消費が増えます。「エアコン使用時間が長くなる」だけでなく、「照明・テレビ・パソコン・ゲーム機が昼間から動く」という積み重ねが加わります。
8月に向けた事前の備え:
| やること | 理由 |
|---|---|
| 日中はリビングに集中 | 部屋数を分散させない=台数を減らす |
| 設定温度28〜29℃+サーキュレーター | 1台当たりの負荷を下げる |
| 夕食後は寝室のみに絞る | 子どもが寝る部屋だけに集約 |
| 遮光カーテン・すだれ | 日射熱を減らすと設定温度を下げなくて済む |
「8月は仕方ない」と諦める前に、在宅管理の工夫で1,000〜3,000円変わることがあります。
まとめ:下がった理由は「使用量」、8月は「在宅管理」が鍵

3行まとめです。
- 3月→7月で¥6,427/月ダウン。使用量-35%(282kWh)が主因。単価は補助終了で逆に上昇していたが、使用量削減が上回った。
- エアコン4部屋フル稼働でも節約できるのは、台数より「使う時間・温度・順番」の運用次第。
- 8月は子どもの夏休みで在宅時間が増える=使用量跳ね上がりリスク。リビング集中・サーキュレーター・28〜29℃設定の準備を今のうちに。
電気代は「節約するかしないか」の二択ではなく、「どう使うかの設計次第で変わる数字」です。来月の請求書が来たとき、「使用量と単価のどちらが変わったか」を意識して見るだけで、次の打ち手が見えてきます。
参考・出典
- 中国電力 2026年7月分 燃料費調整単価(PDF)
- 中国電力 燃料費等調整制度
- 政府「電気・ガス料金支援」:資源エネルギー庁(経済産業省)
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