
「これ、本当に売れるのかな?」と最初は半信半疑だった一品が、結果的に 利益¥22,000 を残してくれた話を共有させてください。
私は副業せどり8年目で、販路はAmazonに加えて メルカリ・楽天ラクマ・ヤフオク・Yahoo!フリマ・PayPayマーケット・ジモティー と幅広く使い分けています。1つのプラットフォームに依存せず、商品ごとに最適な販路へ同時出品することで、回転を上げる戦略です。
普段は新品仕入の電脳せどりが中心ですが、月に1〜2回は近所の個人中古店(リサイクルショップ)を巡回するようにしています。今回紹介するのは、その巡回中に倉庫の奥で見つけた アズワン 電動高速ネギカッター NC-2 という業務用機器の話です。
仕入価格 ¥3,000、最終売価 ¥25,000、回転期間 約2ヶ月、最終利益 約¥20,000。中古せどりと多販路戦略の面白さがぎゅっと詰まった一件でした。
倉庫の奥で見つけた「汚いやつ」
その日は近所の個人中古店を回っていて、特定の商品を狙っていたわけではありませんでした。お店の隅、倉庫スペースに近いコーナーに、白い業務用機器がポツンと置かれていました。
近づいてみると、本体は埃で薄汚れていて、刃物部分にはどう見てもネギのカスが残っている状態。値札には 「ジャンク扱い ¥3,000」 と書かれていました。お店としては「もう正直売れる気がしないので、誰か持って行ってくれ」という雰囲気の値付けです。
ぱっと見の印象は「これは厳しいな」でした。でも一応、本体に貼られた型番シールを見てみたところ、「NC-2 / 61-6665-28」という業務用機器らしい表記。スマホを取り出して、Amazonで型番を直接打ち込んでみました。
型番確認で「利益が出る」と確信した瞬間
Amazon の検索結果に出てきたのは、ピカピカの新品の同型機。価格は ¥45,531(税込・プライム配送)(ねぎカッターはこちら(Amazonで見る))。アズワンというメーカーの「電動高速ネギカッター」で、業務用厨房機器として小規模な飲食店や仕出し屋さんが使うタイプの製品です。

念のためメルカリでも「NC-2」と「電動 ネギカッター」で検索してみると、売り切れ表示が大量に並んでいて、相場は¥17,000〜¥33,000のレンジ。中古品でもしっかり買い手がついていることが、SOLD 表示の多さから一目で確認できました。
ここで頭の中で算盤が回り始めます。
- 仕入:¥3,000
- 売価想定:¥20,000〜¥25,000
- フリマ手数料:販路によって 5%〜10%
- 送料(80〜100サイズ想定):約¥1,000
ざっくり計算でも 粗利¥14,000〜¥20,000 は固い。汚れと部品の欠品リスクさえなければ、これは買わない選択肢はない、という判断でした。
念のため本体を持ち上げて、刃物部分・回転部・電源コードの状態を5分ほどかけて確認。コードに切れ目はなく、刃も欠けていない。部品も付属しているように見える。これだけ確認できれば十分です。¥3,000で連れて帰ることにしました。
持ち帰ってからの「掃除と動作確認」
家に帰ってから、まず本体の徹底清掃から始めました。業務用機器は構造がシンプルなので、外装は中性洗剤で拭き取り、刃物まわりは古い歯ブラシで根気よくネギカスを除去していきます。ここの仕上がりで、メルカリの写真映りと買い手の安心感が全く変わります。
掃除と並行して、必ずやるのが 動作確認 と 部品確認 です。
動作確認は、家庭用コンセントに差し込んで実際に空運転をさせてみる。モーターから異音が出ないか、回転は安定しているか、火花や煙が出ないか。今回はモーター音もスムーズで、安全装置の挙動も問題なし。
部品確認は、本体に同梱されているはずの刃物・押し板・取扱説明書などが揃っているかをチェック。ネギカッターは「細ネギ用キット」や「説明書」が別パーツになっているタイプもあるので、メーカー公式ページや過去のメルカリ出品をいくつか見て、「この型番に必要な付属品リスト」を作っておきます。今回は刃物2種類と細ネギ用部品、取扱説明書まで揃っていることを確認できました。
ここまでで、最初の汚かった印象は完全に消えて、「これは商品として出せる」と確信できる状態になりました。
複数フリマに同時出品で「販路を広げる」
出品にあたって私が必ず意識しているのが、販路を一つに絞らない という考え方です。今回も、メルカリ・楽天ラクマ・ヤフオク・Yahoo!フリマ・PayPayマーケット・ジモティー など、自分が使っているフリマ・オークションサイトに 同じ商品を同時に出品 しました。
販路を広げるメリットは大きく3つあります。
1つ目は、買い手の探し方が違うこと。同じ業務用ネギカッターでも、メルカリで日常的にチェックしている人と、ヤフオクで業務用機器を探している人、Yahoo!フリマ(PayPay経済圏ユーザー)で探している人、それぞれの動線が全く違います。
2つ目は、手数料率の違いを活用できること。販路ごとに販売手数料が違うので、同じ売価でも手元に残る額が変わります。仮に同じ商品が複数で同時に売れそうになった場合、手数料が安い販路を残せる柔軟性を持っておけるのは大きいです。
3つ目は、回転速度が速まること。1つのプラットフォームだけだと2ヶ月かかる商品も、複数同時出品なら半分以下の期間で売れる可能性が出てきます。
出品価格は ¥25,000(送料無料)。各フリマの売り切れ実績で見えた¥17,000〜¥33,000のレンジの中で、清掃済み・付属品コンプリート・動作確認済みであることを強調して、相場の中央やや上にポジションを取りました。
写真は10枚、本体の全周・刃物まわりのアップ・付属品一式・電源コードの状態・型番シールまで漏れなく撮影。説明文には「掃除済み・動作確認済み・付属品完備・喫煙環境なし・素人保管中古」と、買い手の不安をひと通り消す情報を並べています。

約2ヶ月後、Yahoo!フリマで売れた
結果、約2ヶ月後に Yahoo!フリマ で買い手が付きました。SOLD 画面で、いいね数2・閲覧数107という地味な数字ですが、必要な1人にきっちり届いた格好です。
売れた瞬間に、他の販路(メルカリ・ラクマ・ヤフオク・PayPayマーケット・ジモティー)の出品をすべて取り下げます。ここでの作業は10分もかかりません。同時出品の運用コストは、慣れれば想像より小さいです。

売上と利益の最終内訳
実際に手元に残った利益を整理すると、
- 売価:¥25,000
- Yahoo!フリマ販売手数料(5%):−¥1,250
- 配送料(100サイズ想定):約−¥1,000
- 仕入:−¥3,000
最終利益:約¥19,750(梱包資材や交通費を入れても¥18,000台後半は確保)
ここで地味に効いたのが、Yahoo!フリマの 販売手数料5% です。メルカリ(10%)に比べて半額なので、同じ¥25,000で売れても手元に残る額が¥1,250多くなります。販路を広げておくと、こういう小さな差が積み上がっていきます。
「2ヶ月かかった」という回転の遅さはあるものの、仕入¥3,000で 約¥20,000の利益 が残るとなれば、利益率は600%超。電脳せどりの一発¥2,000〜¥3,000の利益とは桁が違います。
この案件から学んだ4つのこと
8年やってきて毎回再認識するポイントですが、今回も改めて確認できた学びが4つあります。
1つ目は、**「汚いから売れない」ではなく「汚いから安く買える」**ということ。プロのバイヤーが見送るような外観の商品ほど、しっかり整えれば価値が戻ります。掃除と動作確認に費やす1〜2時間が、そのまま¥10,000単位の差を生む世界です。
2つ目は、型番確認の威力です。汚れと埃で覆われた現物でも、型番が読み取れさえすれば、Amazon・メルカリ・楽天で相場が一発で分かります。スマホ1台あれば、その場で「買う・買わない」の判断ができる時代になっています。
3つ目は、業務用機器ジャンルの懐の深さです。一般家庭ではほぼ売れない商品でも、飲食店や小規模事業者の「探していたんだ、これ」という需要にピンポイントでハマります。回転は速くないので大量仕入は禁物ですが、利益率は電脳せどりの数倍を狙えます。
4つ目は、販路を一つに絞らないということ。今回はYahoo!フリマで決着しましたが、もしメルカリだけに出していたら、まだ売れていなかったかもしれません。フリマ・オークションサイトはそれぞれ買い手の層が違うので、同時出品で勝率を上げる発想が、中古せどりでは特に効きます。
まとめ:個人中古店巡回は今でも宝の山
電脳せどりが主流になった2026年でも、個人中古店巡回は まだまだ宝の山 だと感じています。むしろ、みんながネット完結で済ませようとする時代だからこそ、物理的に店舗を歩ける人の優位性が高まっている気がします。
今回のネギカッターのように、
- 見た目が汚い(=競合バイヤーが避ける)
- 型番が明確に読み取れる(=スマホで相場確認可能)
- 動作確認できる(=ジャンク扱いから「中古良品」に格上げ可能)
の3拍子が揃った商品は、個人中古店の隅っこに今でも普通に転がっています。月に1〜2回、近所のリサイクルショップを1時間歩くだけでも、年間でかなりの利益機会が拾えます。
中古せどりに古物商の許可は必須ですが、許可を取った後の世界はこれくらい広いので、これから副業せどりを始める方は、ぜひ電脳と店舗の二刀流で考えてみてください。