
こんにちは、買い物先生のhiroです。中古品を安く仕入れてAmazonやメルカリで売る——そんな毎日を、もう8年ほど続けています。
今日から新しく 「Amazonで最近売れたシリーズ」 を始めます。これは、私が実際にAmazonで売った中古品を1つずつ取り上げて、「どこで・いくらで仕入れ、いくらで・なぜ売れたのか」を、プライスターやKeepaの実画面つきで公開していく記録です。教科書的な理論より、「今このソフトが3,980円で売れた」というナマの1件のほうが、たぶん役に立ちます。
第1弾はこれ。「ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン - Windows パッケージ版」。中古のワゴンからほとんど値段もつかないような扱いで拾ってきた1本が、Amazonの自己発送で3,980円・2本連続で売れました。1本あたりの粗利は約3,000円。上の画面がその証拠です。
💡 「安いから売れる」のではなく、「相場が保たれているから売れる」。仕入れ値がタダ同然でも、Keepaで価格の“向き”を確かめないと、この判断はできません。
この記事は、①仕入編 ②販売編 ③判断編 の3本柱で書きます。
1. 仕入編:山で拾った「タダ同然」の中古ソフトの正体
きっかけは、中古ショップの片隅に「山」のように積まれた、値段もろくについていないワゴンでした。せどりをしていると、こういう“投げ売りの山”をつい掘りたくなります。その中に、このドラクエXのパッケージ版が混じっていました。

正式名称は 「ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン」。ドラクエXオンラインの拡張ディスク(バージョン5)にあたるWindows用パッケージソフトです。オンライン専用で、遊ぶにはインターネット環境と利用券が必要——という、いわゆる「オンラインゲームの拡張パッケージ」。

こういう「オンライン専用の拡張ディスク」は、正直、中古では嫌われがちです。「今さら買っても遊べるの?」と思われやすく、パッと見の需要が読みにくい。だから中古ショップでも投げ売りされていたのだと思います。
でも、ここで その場でKeepaを開くのが8年やってきた私のクセです。すると、見えてきたのは真逆の景色でした。

Keepaの価格履歴グラフを見ると、この商品は 2023年ごろに一時プレミア化して、新品価格が1万円近くまで跳ね上がっていた時期があります。その後も落ち着きはしましたが、中古の最安値でも4,000円前後をキープしたまま今日まで来ている。つまり「投げ売りの山」に混じっていたのに、市場では“値崩れしていないプレミア寄りの商品”だったわけです。
仕入れ値はほぼタダ。相場は4,000円前後で安定。この時点で「これは拾いだ」と判断しました。
2. 販売編:Amazon自己発送で、3,980円が2本連続で売れた
出品は Amazonの自己発送(FBAを使わず自分で発送) にしました。ソフト1本、軽くて薄いので送料もほとんどかからない。FBA手数料も倉庫保管料もかからないぶん、自己発送のほうが利益を残しやすいカテゴリです。

価格は、Keepaの中古最安値に合わせて 3,980円 に設定。私はふだんプライスターで価格改定と在庫管理をしているので、価格追従モードを「最安値」に、そして 赤字ストッパーを3,500円 に置いておきました。これは「これ以下には自動で下げない」という下限ライン。仕入れがタダでも、際限なく値下げ競争に巻き込まれないためのブレーキです。

利益の内訳はこの通り。売値3,980円に対して、Amazonの手数料が828円。仕入れが0円なので、1本あたりの粗利は3,152円、利益率はなんと79.2%。これが自己発送&タダ仕入れの強さです。
そして、これが1本で終わりませんでした。同じソフトが自己発送で2本、連続で売れたんです。1本あたり約3,000円の粗利が2回。合計で6,000円強になりました。

なぜ2本続けて売れたのか。ポイントは 中古の出品数が少ないことです。この画面を見てもらうと、中古「非常に良い」の出品はわずか2件ほど。ライバルが少ないので、相場どおりの3,980円で出しても、欲しい人の順番が回ってきやすい。オンライン専用ソフトは「あとから遊びたくなって探す」層が一定数いて、その人たちが在庫の薄い中で買っていく——というのが購入者の傾向だと感じています。
3. 判断編:Keepaで「プレミア化した商品」を見分ける
ここからが、このシリーズで一番伝えたい部分です。同じ「投げ売りの山」から拾っても、儲かる1本とゴミの1本を分けるのは、Keepaの読み方です。

私が見ているのは、大きく3つです。
① 価格の“向き”を見る(下がり続けていないか)
一番大事なのはこれ。今の値段が安いか高いかより、グラフが右肩下がりで落ち続けていないかを見ます。このソフトは1万円のプレミアから落ち着いたものの、その後は4,000円前後で「横ばい」。落ち続けるのではなく、下値がしっかり支えられている。これが「これから先も相場が保たれる」サインです。

② 需要(回転)を見る
Keepaの売れ筋ランキングは、PCソフトで468位、PCゲームで75位。ニッチなジャンルの中では十分に動いている数字です。しかも新品のカート価格(Buy Box)はFBAで5,980円。つまり 新品より2,000円安い中古を、私が最安で出せている——価格差でも選ばれやすい状態でした。「6人がこの商品をトラッキング中」という表示も、静かな需要の証拠です。

③ 在庫リスク(値崩れの気配)を見る
直近3ヶ月のグラフを見ても、中古最安値は4,000円前後でピタッと安定しています。急に出品が増えて値崩れする気配もない。仕入れがタダ同然なら、多少寝かせても損はしない。この「安心して置いておける」状態かどうかも、仕入れの判断材料にしています。
“山”で拾える狙い目の3カテゴリ
最後に、こういう投げ売りワゴン(=私の言う「山」)で、私がKeepaを開くようにしている狙い目カテゴリを3つ。
- オンライン専用・拡張ディスク系のゲームソフト … 今回のドラクエXがまさにこれ。「もう遊べないのでは」と敬遠されて投げ売りされるが、実際は現役で需要が残っていることがある。
- 生産終了・型番が古い周辺機器やソフト … 供給が止まると中古相場が下支えされやすい。落ち続けているものは避け、横ばい以上のものだけ。
- 数量限定・特典版パッケージ … 通常版と混ざって投げ売りされていることがある。Keepaで別ASIN扱いになっていると、相場が跳ねている場合がある。
共通するのは、どれも 「その場でKeepaを開いて価格の向きを確かめる」 という一手間をかけること。これをやるかどうかで、山はゴミの山にも、お宝の山にもなります。
まとめ:タダ同然でも「相場が保たれているか」で判断する

今日の話を3行でまとめます。
- 投げ売りの「山」に混じった1本が、Keepaで見ると相場4,000円前後のプレミア寄り商品だった。 仕入れはタダ同然、Amazon自己発送で3,980円・2本連続で売れた。
- 利益は1本あたり粗利3,152円・利益率79.2%。 2本で6,000円強。タダ仕入れ×自己発送は利益率が跳ね上がる。
- 見分ける鍵はKeepaの「価格の向き・需要・在庫リスク」の3点。 今の安さではなく、相場が保たれているかで判断する。
安く仕入れられたこと自体は、実は儲けの理由になりません。「相場が崩れていない商品を、相場どおりに売れた」——それが、この1本がちゃんと利益になった本当の理由です。
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📮 次回予告
「Amazonで最近売れたシリーズ」第2弾は、また別の“最近売れた1本”を取り上げます。テーマは現在hiroと相談中——リクエストがあれば、次に解説してほしいジャンル(ゲーム・家電・ホビーなど)を教えてください。




