
物販副業を8年やっているhiroです。
1年半前、自宅用のサウナを買いました。テントサウナとストーブがセットになった「おうちDEサウナ Revitalize」というやつです。
そして昨日、それを売りました。¥77,800で。
先に結論を書きます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 買った金額(2025年2月2日・Amazon) | ¥69,530 |
| 売れた金額(2026年8月・ラクマ) | ¥77,800 |
| ▲ ラクマ販売手数料(10%) | ¥7,780 |
| ▲ かんたんラクマパック(宅急便160) | ¥1,500 |
| 手元に入った金額 | ¥68,520 |
| 1年半使って、実質の負担 | ¥1,010 |
1年半、好きなときにサウナに入って、負担は¥1,010。 1日あたり2円もかかっていません。
これはたまたまではなく、買うときから「売ること」を前提にしていた結果です。今日はそのやり方を全部書きます。
- ① 買う前にリセールバリューを考える——これが全部の前提
- ② 商品説明に魂を込める——お得さを「数字」で見せる
- ③ なぜラクマで売ったのか——買う人の財布の事情を考える
- ④ 発送の小ネタ——ヤマトの営業所でPPバンドが無料で使える
まず「買うとき」に何を考えていたか

Amazonの注文履歴です。2025年2月2日、¥69,530。
サウナを買おうと決めたとき、私が最初にやったのは「どれが一番安いか」を調べることではありませんでした。「これ、飽きたらいくらで売れるだろう」を調べることです。
高い買い物ほど、出口を先に見る
家電でも家具でも趣味の道具でも、買う前にフリマの「売り切れ」を検索する。これだけで、その買い物の本当のコストが見えます。
| 買い方 | 1年半後の考え方 |
|---|---|
| 普通に買う | ¥69,530を使い切った。手元には中古品が残る |
| リセール前提で買う | ¥69,530を"預けた"。使い終わったら大半が戻ってくる |
サウナを買う前に見ていたのは、次の2点でした。
- 中古で売れている実績があるか(売れていない商品は、出口がない)
- 型番・ブランドが明確か(「ノーブランドの折りたたみサウナ」では検索されない)
Revitalizeはどちらも満たしていました。だから買えた、という順番です。
逆に、リセール前提が使えないもの
正直に書くと、この考え方が向かないものもあります。
- 消耗品・衛生用品——中古市場が成立しない
- サイズや型番が読めないノーブランド品——検索されないので売れない
- 大きすぎて送れないもの——送料が売値を食う(サウナはギリギリでした)
- すぐ型落ちするもの——1年で価値が半分以下になる
「何でも売れる」ではありません。買う前に出口を確認できるものだけが対象です。
商品説明に「魂を込める」とはどういうことか

ここが今回いちばん効いた部分だと思っています。
中古品の出品で、「使用感あり。写真をご確認ください」だけの説明をよく見かけます。それだと、買う人は判断できません。判断できないものに人は高い金を払いません。
私が書いたのは、まず「これが新品でいくらするか」でした。
参考金額を、内訳ごと出す
出品ページに、こう書きました。
| 参考金額(公式価格) | 金額 |
|---|---|
| フルセット本体(テント+ストーブ+純正ストーン) | ¥79,200 |
| 追加ストーン 2kg × 3袋(合計6kg)¥1,980×3 | ¥5,940 |
| 合計 参考金額 | 約¥85,140相当 |
そのうえで77,800円。差額がひと目で分かります。
「安いですよ」と書くのは誰でもできます。「¥85,140相当のものが¥77,800です」は、買う人が自分で計算しなくていい。この差が成約率を変えると思っています。
セット内容を、written outで並べる

続けて、独自カスタムの説明を入れました。
- 台座をキャスターに交換(暑くても移動が楽)
- 電源コードの引っかけ部を追加
- ※元の台座も同梱、ノーマルに戻せます
最後の1行が地味に大事です。カスタム品は「元に戻せない」と警戒されます。戻せると書いた瞬間、カスタムがリスクからメリットに変わります。
さらに、石の話。
本体付属だけだと石が少なく、ロウリュ時に水がストーブ下にこぼれ落ちがち。既に2kg追加投入済みでストーブいっぱいに敷き詰められ、水がしっかり石に受け止められる状態です。さらに新品未開封4kgが予備で付くので、長く使っても石の買い足し不要。
これは使った人にしか書けない情報です。カタログには載っていません。「石が少ないと水がこぼれる」という実感を書けるかどうかが、他の出品との差になります。
悪いところも同じ熱量で書く

良いことだけ書くと、逆に信用されません。状態はこう書きました。
- 本体:使用感あり・動作良好
- 既投入ストーン2kg:使用中
- 予備ストーン4kg:新品未開封
- カスタムパーツ:装着済み/取外し可
「使用感あり」「使用中」をはっきり書く。そのうえで¥77,800なら納得できる、という構図にします。隠して売ると、あとで評価とトラブルで返ってきます。
相場は¥60,000前後。そこに¥77,800をぶつけた

ラクマで「サウナ」を売り切れ(SOLD)で検索した画面です。同型・類似品の成約価格が並びます。
¥48,000/¥51,000/¥58,000/¥58,000/¥61,111/¥62,000/¥65,000/¥66,666/¥68,000
だいたい¥60,000前後、いちばん高いもので¥68,000。 ここに私は¥77,800で出しました。売り切れの中の最高値より、さらに¥9,800上です。
普通なら売れません。売れた理由は、前述の商品説明で「¥85,140相当」という別の物差しを提示したからだと思っています。
- 相場と比べる人 →「高い」
- 参考金額と比べる人 →「¥7,340も安い」
同じ¥77,800でも、どの数字と並べるかで見え方が変わる。ここが「説明に魂を込める」の意味です。
🛒 石を足すとロウリュの質が変わります:サウナストーン(追加用)をAmazonで見る ※Amazonアソシエイトの広告リンクを含みます。価格・在庫は変動します
なぜメルカリではなく、ラクマだったのか

これは意図的な選択でした。買う人の財布の事情が違うからです。
売った8月16日、ラクマではこんなクーポンが配られていました。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| クーポン | 5%OFF × 5枚 |
| 対象 | 全商品対象・割引上限なし |
| 期間 | 2026年8月16日(日)12:00〜8月17日(月)23:59 |
| 制限 | 1回の取引につき1枚 |
「割引上限なし」がポイントです。
¥77,800の5%は3,890円。上限なしのクーポンだと、高額商品ほど値引き額が大きくなります。買う人から見れば、このタイミングで高いものを買うのが一番得なんです。
さらにラクマは楽天のサービスなので、楽天ポイントを使える。「ポイントが貯まっているから、そろそろ大きい買い物をしたい」という層がいます。
| プラットフォーム | 買う人の動機 |
|---|---|
| メルカリ | 最安を探している。値下げ交渉が多い |
| ラクマ | 楽天ポイントを消化したい/クーポンを使い切りたい |
高額品を、相場より上で売りたいとき。 これはラクマの得意分野だと感じています。「安さ」で選ばれていないので、価格が多少高くても刺さる。
逆に、数百円〜数千円の小物ならメルカリのほうが速いです。商品によって場所を変える、というだけの話です。
発送:160サイズと、ヤマトのPPバンド

ここからは実務の話です。
サウナはテント+ストーブ+石6kgなので、かなり大きく重いです。かんたんラクマパックの宅急便160サイズになりました。利用料は1,500円です。

もともとのAmazonの箱を取っておいたので、それをそのまま使いました。大物を買ったら、箱は捨てないほうがいい。 売るときに箱がないと、梱包材を買うところから始まります。

ヤマトの営業所で、PPバンドが無料で使える

これが今日いちばん共有したい小ネタです。
大きい段ボールは、ガムテープだけだと底が抜けることがあります。そこでPPバンド(荷造り用のプラスチックバンド)で締めたいのですが、家庭に結束機はありません。
ヤマト運輸の営業所に、PPバンドの結束機が置いてあります。
貼り紙にはこう書かれていました。
PPバンドの使用は、無料ですが、セルフでお願いいたします
つまり無料。ただし自分で操作する、ということです。店員さんがやってくれるサービスではないので、そこは勘違いしないように。使い方は機械に書いてありますし、分からなければ聞けば教えてもらえます。
※すべての営業所に置いてあるとは限りません。私が行った店舗にはありました。大物を出す予定があるなら、持ち込む前に電話で確認するのが確実です。
結果:手数料と送料を引いて、¥68,520

ラクマの取引画面です。数字がそのまま出ています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 商品代金 | ¥77,800 |
| 販売手数料(10%) | ▲¥7,780 |
| かんたんラクマパック利用料(宅急便160) | ▲¥1,500 |
| 受取代金 | ¥68,520 |
送料込み・出品者負担・匿名配送での取引です。発送通知日は2026年8月16日。
そして冒頭の計算に戻ります。
買った金額 ¥69,530
売れた手取り ¥68,520
─────────────────
実質の負担 ¥1,010
2025年2月2日から2026年8月16日まで、約1年6ヶ月半(およそ560日)。
¥1,010 ÷ 560日 ≒ 1日あたり約1.8円。
サウナに1年半、1日2円弱で入り放題だった計算になります。
正直に補足しておくと
いくつか、この数字に含まれていないものがあります。
| 含まれていないもの | 内容 |
|---|---|
| 電気代 | 1500Wのストーブを回すので、使った回数ぶんかかっています |
| 追加ストーン代 | 6kgぶん(参考金額では¥5,940相当)を自分で買い足しています |
| 梱包・持ち込みの手間 | 箱詰めして営業所まで運ぶ労力 |
なので「1年半タダ同然」とまでは言いません。それでも、購入額の98.5%が戻ってきたというのは事実です。
この戦略が成立する4つの条件
今回うまくいったのは、たまたまではなく条件が揃っていたからです。逆に言うと、これを外すと成立しません。
| 条件 | 今回のケース |
|---|---|
| ①中古で売れている実績がある | ラクマのSOLD一覧に同型が9件以上並んでいた |
| ②ブランド・型番がはっきりしている | 「Revitalize」で検索される。ノーブランドだと埋もれる |
| ③丁寧に使い、付属品を全部残す | 元の台座、予備石、電源コード、元箱まで保管 |
| ④売るときに手を抜かない | 参考金額の提示、カスタムの説明、状態の開示 |
とくに③が地味に効きます。付属品が1つ欠けるだけで、売値は数千円単位で落ちます。「いつか売る」と思って使うと、扱いが自然と丁寧になるという副次効果もありました。
まとめ:3行まとめ
- 2025年2月2日に¥69,530で買ったおうちDEサウナ Revitalizeを、1年半使ってラクマで¥77,800で売却。手数料¥7,780と送料¥1,500を引いた手取りは¥68,520で、実質負担は¥1,010。1日あたり約1.8円で1年半サウナに入り放題だった計算です(電気代・追加石代は別)。
- 相場は¥60,000前後、SOLD最高値でも¥68,000。そこに¥77,800をぶつけて通ったのは、「参考金額¥85,140相当」という別の物差しを商品説明で提示したから。相場と比べれば高いが、新品価格と比べれば安い——どの数字と並べるかで見え方が変わります。
- 売る場所も意図的に選ぶこと。この日のラクマは「5%OFF・割引上限なし」のクーポン期間で、高額品ほど値引き額が大きくなるタイミングでした。楽天ポイントを消化したい層とも噛み合う。安さで選ばれていない場所だからこそ、相場より上でも刺さります。
買う前に出口を調べる習慣を
この記事でいちばん伝えたいのは、テクニックではなく順番です。
買う前に、フリマで「売り切れ」を検索する。 それだけで、その買い物が「消費」なのか「一時的な預け入れ」なのかが分かります。
私は物販をやっているので、Amazonで仕入れた商品の相場を毎日見ています。その延長で、自分の買い物にも同じ物差しを当てているだけです。
売る側の実務——手数料の計算や、自己発送の送料——を詰めていくと、手元に残る金額はさらに変わります。
Amazonでの販売なら、プライスターを使うと仕入れ値を入れるだけで手数料込みの粗利が自動で出ます。30日間の無料お試しがあるので、まず1商品を登録して数字の出方を確かめるのが早いです。
なお、次回は「メルカリ・ヤフオク・Yahooフリマ・ラクマ・ジモティー——5つ同時出品で客層別に売り切る」という話を書く予定です。今回サウナがラクマで刺さった理由を、他のプラットフォームと並べて掘り下げます。
関連記事
- Amazon自己発送の送料を確定させる完全ガイド|それ「パートナーキャリア」ではなく、マーケットプレイス配送サービスです
- せどり8年の私が使い分けるフリマ4種+オークファン|メルカリ/ラクマ/ヤフオク/ヤフーフリマの違い
- メルカリの梱包と発送、コストを削る私のやり方|1件あたりほぼ¥0に近づける現実的な工夫
- 8月前半の仕入れ5件を並べて分かった、買っていい商品の4条件
通信費を下げるなら「楽天モバイル」も選択肢に
せどりの副収入と並行して、固定費を見直すと手残りが増えます。サブ回線に楽天モバイル(データ無制限・国内通話無料)を検討している方はこちら。
本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています(PR)
🔗 せどりの売上管理に「プライスター」
Amazon出品・在庫管理・利益計算を自動化するツール。買い物先生も日々のせどりで使っています。30日間無料お試しあり。




