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その仕入れ、本当に利益出てる?——せどりの「手残り」を正しく計算する方法(販売手数料・送料・原価・時間)

その仕入れ、本当に利益出てる?——せどりの「手残り」を正しく計算する方法(販売手数料・送料・原価・時間)

「売れたのに思ったより残らない」の正体は手数料です。同日に売れた2商品を比べると、販売価格¥1,206と¥900でほぼ同じなのに、手数料は¥426と¥463。安い商品ほど手数料の比率が重くなります。実スクショ6枚で手残りの計算方法と、私が使っている損切りラインまで公開します。

段ボール箱と電卓、スマホ、計算メモを並べた机の上——仕入れの手残りを計算するイメージ

メルカリ+Amazonで8年物販を続けているhiroです。

せどりを始めた人から一番よく聞く言葉が、これです。

「売れたのに、思ったよりお金が残らない」

わかります。私も1年目はそうでした。原因はシンプルで、「売値ー仕入れ値」は利益ではないからです。

今日は同じ日に売れた商品2つを、プライスターの実画面で並べて見せます。片方は利益率64.7%、もう片方は20.8%。この差の出どころがわかると、仕入れの判断が一段はっきりします。

💡 副業してる人は日本の就業者の約5%(総務省2022年就業構造基本調査:副業者305万人)。この記事を読んでるあなたは、上位5%=20人に1人です。

まず現物を見てください——同じ日に売れた2商品

プライスター販売SPEED「売れたもの」画面:ダーツシャフト粗利¥780とプリートマスク粗利¥187

プライスターの「売れたもの」画面に、2商品ならんでいます。

  • 上:コスモダーツ フィットシャフト(Dブラック・サイズ6)/¥1,206・粗利¥780
  • 下:業務用プリートマスク40(2PLY 耳掛け 100枚入)/¥900・仕入¥250・粗利¥187

販売価格の差はたった306円。なのに手元に残った金額は¥780と¥187で、4倍以上ひらいています。

① 手残り計算で「絶対に引くもの」は3つだけ

私が仕入れ判断のときに必ず引く費目は3つです。

  1. Amazon販売手数料(カテゴリごとの料率。売値に対する%)
  2. FBA配送代行手数料(サイズ・重量で決まる。1個あたりほぼ固定)
  3. 送料(Amazon倉庫へ納品する分)

手残り(粗利)= 売値 ー 仕入れ値 ー Amazon販売手数料 ー FBA手数料 ー 送料

梱包資材はまとめ買いなので1商品ごとには計算していません。1個数円まで刻むと判断が止まるからです。

大事なのは2番の「FBA手数料はほぼ固定」。ここが今日の核心です。

実額で見る:マスクの¥900はどこへ消えたのか

プライスター詳細:プリートマスク 価格¥900・仕入れ価格¥250・手数料¥463・粗利187円・利益率20.8%

内訳はこうです。¥900 ー 仕入れ¥250 ー 手数料¥463 = 粗利¥187(利益率20.8%)

手数料が¥463。売値¥900の約51%——売値の半分が手数料で消えています。

「売値ー仕入れ値」なら¥650もうかったつもりになりますが、実際に残るのは¥187。3分の1以下です。

このマスクは100枚入りの箱でサイズが大きい。FBA手数料はサイズと重量で決まるので、安い商品ほど手数料の比率が重くのしかかります

ダーツシャフトはなぜ64.7%も残ったのか

プライスター詳細:ダーツシャフト 価格¥1,206・手数料¥426・粗利780円・利益率64.7%・価格追従モード カート・赤字ストッパー¥339

こちらは ¥1,206 ー 仕入れ¥0(※)ー 手数料¥426 = 粗利¥780(利益率64.7%)

※プライスターには¥0で登録。「山」でまとめ買いした中の1本で1個あたりほぼ¥10、小さすぎるので0円にしてあります。

ここで、2商品の手数料を並べてみてください

ダーツシャフト マスク
販売価格 ¥1,206 ¥900
手数料 ¥426 ¥463
売値に占める手数料率 35.3% 51.4%

安いほうのマスクのほうが、手数料の絶対額が高い。 これがFBAの現実です。

FBA手数料は「売値の何%」ではなく「箱の大きさと重さ」で決まる部分が大きい。だからかさばる商品を安く売ると手数料負けします。ダーツシャフトは細長い小型商品なので手数料が軽く済んでいるわけです。

見るべきは「値段の差」ではなく「サイズと売値のバランス」——これが実額から言える結論です。

② 利益率は動く——Keepaと価格追従モードの落とし穴

もうひとつハマりやすいのが「仕入れたときの利益率は、売れるときには変わっている」という点です。同じ2商品のKeepaチャートを見てください。

ダーツ:右肩上がりで、待つほど有利だった

プライスター商品画面:コスモダーツ フィットシャフト ASIN B00GYILCIQ、Keepaチャートで¥1,140から¥1,215へ上昇

ASIN B00GYILCIQ、ホビーカテゴリ。5月から6月中旬まで**¥1,140付近で横ばい**、そこから**¥1,215まで上昇**。新品の出品者は1人だけ。競合が少なく価格が上向いている状態で、待って正解でした。

設定面も見てください。価格追従モードが「カート」、そして赤字ストッパーが¥339。「これ以下には自動で下げない」という下限のフタです。自動追随は便利ですが、下限を決めないと値下げ合戦に付き合わされて赤字まで落ちます

マスク:1か月で¥1,500→¥900に落ちた

プライスター商品画面:業務用プリートマスク40 ASIN B01NBMGN27、Keepaチャートで¥1,500から¥900へ下落・在庫10個

一方こちらはASIN B01NBMGN27、健康カテゴリ。チャートの形が正反対で、7月上旬に¥1,500 → 中旬に¥1,200 → ¥980 → ¥900と階段状に落ちています。

Amazonの実際の商品ページでも確認しました。

Amazon商品ページ:業務用プリートマスク40 2PLY 耳掛け フリーサイズ 100枚入(エブノ)¥900 税込・1枚あたり¥9

ブランドはエブノ、¥900(税込・1枚あたり¥9)。間違いありません。

¥1,500の時点で「利益率40%いける」と仕入れていたら、売れる頃には20.8%——というのが実態です。実際、在庫はまだ10個残っています

しかもこの商品、追従モードは「FBA最安値」なのに赤字ストッパーが0(未設定)。ライバルが下げたら私の価格も止まらずついていく設定です。これは私の設定ミス、正直に書いておきます。

教訓:追従モードをONにするなら、赤字ストッパーは必ず入れる。セットで初めて機能します。

私が使っているツールは基本2つだけ

判断に使うのはプライスターとKeepa。プライスターで粗利と利益率、Keepaで価格推移と出品者数を見る。この2つで足ります。

例外はAmazonで扱いがない商品や出品制限で出せない商品。このときはオークファンで落札相場を見て、メルカリ・ヤフオクへ販路を切り替えます。

③ 見落としがちな「時間」というコスト

ここまでは金額の話。でも8年やってきて、一番見落とされているのは時間コストだと思っています。計算に入っていない費目を3つ挙げます。

1. 売れるまでの時間(資金効率)

「高く売りたいから待つ」は一見正しく見えます。でも資金が在庫に固定されている間、その現金は次の仕入れに使えません。10万円を半年寝かせて12万円で売るより、月1回ずつ回して毎回5%抜くほうが年間の手残りは大きい。高値で寝かせすぎるのは、資金効率では赤字です。

(※生産終了品など「待つほど有利」な例外もあります。実例は別記事に)

2. 交通費・宿泊費・ガソリン代

近所を回るぶんには誤差ですが、遠出したときは必ず引きます。香川まで行くと橋の往復だけで約6,000円、泊まりならホテル代も乗る。1日回って粗利3万円でも、交通費と宿泊費を引けば手残りは1.5万円台です。

「今日は3万円仕入れた」ではなく**「移動費を引いて1.5万円だった」**と記録する。ここを甘くすると、遠征の採算が永久にわかりません。

3. 出品作業にかけている時間

これが一番のクセモノ。利益1万円分を仕入れても、出品作業に2日かかったら日当5,000円です。

せどりは「仕入れが上手い人」が勝つと思われがちですが、実際は**「1商品あたりの作業時間が短い人」が勝ちます**。だから私は任せられるところは全部ツールに任せる。時給を守るためです。

私の損切りライン:利益率10%以下は仕入れない

最後に、いちばん聞かれる「どこで切るか」。私のルールはシンプルです。

基本、利益率10%以下なら仕入れない。

理由は、10%は誤差で消えるから。相場より少し安く売った、追従で数百円下げた、納品送料が想定より高かった、返品が1件出た——このどれか1つで10%はかんたんに吹き飛びます。**利益率10%は「利益ゼロのフチ」**だと思ったほうがいい。

逆に今回のダーツのように60%超えなら、多少相場が下がっても黒字が残る。この「余白」が、せどりを続けるための安全マージンです。

まとめ:手残りは「3つ引いて、時間も引く」

ポイント 内容
必ず引く3費目 Amazon販売手数料・FBA手数料・送料
落とし穴① FBA手数料はサイズ基準。安い商品ほど手数料率が重い
落とし穴② 仕入れ時の利益率は売れる頃には変わる(Keepaで確認)
落とし穴③ 追従モードONなら赤字ストッパー必須
隠れコスト 資金の固定期間・交通費宿泊費・出品作業の時給
損切りライン 利益率10%以下は仕入れない

今回でいえば、ダーツ(¥780・64.7%)は文句なしの合格、マスク(¥187・20.8%)は正直「利益額は微妙」。それでも10%は超えているので、残り10個は赤字ストッパーを入れて回収します。

大事なのは、売れたあとに電卓を叩くことではなく、仕入れる前に手残りが見えていること。 「思ったより残らない」を卒業する一番の近道は、自分の実数を並べて見ることです。


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買い物先生

物販副業8年 / 資産1,000万超 / 46歳独立・50歳セミFIRE目標

物販・節税・買い方の知識を、実体験ベースで書いています。 「知識の差がお得の差になる」——そう思って、ずっとやってきた実践をそのまま公開します。

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