
「どの商品ならクリックされるか」を考える前に、やることがありました。物販8年目のhiroです。
このブログには249本の記事があります。そのほとんどにAmazonの商品リンクを貼ってきました。先日それを全部数え直したら、想定していたのと違う形になっていました。
先に結果を出します。
| 数えたもの | 実測 |
|---|---|
| 記事数 | 249本 |
| 商品エントリ総数 | 623件 |
| ASINが1件も無い記事 | 137本(55.0%) |
| 説明の一言も付いていない商品 | 338件(54.3%) |
| 本番HTMLの商品ページ直リンク | 386本 |
| 本番HTMLの検索リンク | 1,007本 |
| アフィリエイトタグの付与率 | 1,393本中1,393本(100%) |
タグは全部ちゃんと付いていました。 ここは合格です。
問題は上の3行です。半分以上の記事が、商品ページに着地しないリンクだけで構成されていました。
この記事で書くのは、クリックされる商品の見つけ方ではありません。クリックされる以前に負けている貼り方の話です。私が実際に踏んだ3つの型と、それを見つける確認方法を書きます。
💡 リンクは「貼った」で終わりません。本番のHTMLに出ているかどうかは、本番のHTMLを見るまで分かりません。仕入れ前にKeepaを見るのと同じことです。
なお数値は2026年9月6日時点で、自分のリポジトリと本番HTMLを実際に数えたものです。他所のブログに当てはまる保証はありません。ご自身の環境で数え直してください。
①型その1:検索リンクだけで貼っていた(137記事・55.0%)

Amazonのリンクには2種類あります。
| 種類 | 着地先 |
|---|---|
| 商品ページ直リンク | その商品のページ |
| 検索リンク | 検索結果の一覧 |
私は「型番が変わりやすい商品はリンク切れしないほうがいい」という理由で、検索リンクを多用していました。その判断自体は間違っていません。 実際、梱包資材や季節家電はモデルが入れ替わるので、直リンクにすると数か月で死にます。
問題は比率でした。
| リンクの種類 | 本数 |
|---|---|
| 商品ページ直リンク | 386本 |
| 検索リンク | 1,007本(2.6倍) |
そして137記事(55.0%)は、商品ページへの直リンクが1本も無い状態でした。全部が検索リンクです。
検索結果に着地した読者は、そこからもう一度自分で選ぶ必要があります。「どれのことを言っているのか分からない」で離脱する余地が、1ステップぶん増えます。
いま私が引いている線はこれです。
- 記事の主役として名前を出した商品 → 直リンク(実在を確認して貼る)
- 型番が動く消耗品・代替が効くもの → 検索リンクでいい
主役だけは直リンクにする。それだけで、着地の精度が変わります。
②型その2:説明が一言も付いていない(338件・54.3%)

商品名だけが並んでいて、なぜそれを挙げたのかが書かれていないエントリが338件ありました。全623件の54.3%です。
自分で見返して、これが一番こたえました。商品名だけのリストは、読者にとってはただの広告の列です。
比べてみます。
説明なし
・デジタルスケール 5kg
説明あり
・デジタルスケール 5kg 発送を1点10分で終わらせる装備。回転を上げるほど、ここの時間が効いてきます
後者は、その商品がこの記事の話とどう繋がるかを1行で言っています。前者は言っていません。
私はここを「実体験か、具体的な訴求か、どちらかを必ず1行入れる」というルールにしました。書けない商品は、そもそもその記事に置く理由がない商品です。消しました。
③型その3:広告枠そのものが表示されていなかった(100記事)

これが一番効きました。別で運営しているブログでの話です。
そのブログは記事の「上・中盤・末尾」の3か所に広告枠を持っています。中盤の枠は「サブの案件を優先して出す」実装になっていました。
ところが、そのサブ案件はまだ提携が通っていない状態で、リンク先が仮のままでした。実装には「提携前なら表示しない」という安全装置が入っています。
結果どうなったか。
中盤の枠が、対象100記事すべてで本番に1つも描画されていませんでした。
3枠のうち1枠が、気づかれないまま死んでいたわけです。露出は想定の3分の2でした。
しかもこれ、エラーになりません。 ビルドは通り、ページは正常に表示され、ただ枠だけが無い。画面を見ても「無い」ことには気づけません。 「あるはずのものが無い」は、人間の目がいちばん見落とすパターンです。
修正は、サブが未提携ならメインに落とす、という数行でした。直したあと、中盤100記事・末尾100記事で点灯していることを本番HTMLで数えて確認しています。
④おまけ:書籍のリンクだけが黙って消える罠

もう1つ、書籍を扱うブログだけが踏む罠があります。
書籍の商品コードは全部が数字です。設定ファイルの書き方によっては、これが「文字列」ではなく「数値」として読み込まれます。
私のブログでは、数値になったコードは表示処理で弾かれて、その商品だけがリストから黙って消えます。
やることは単純で、引用符で囲むだけです。囲まないと数値、囲めば文字列。それだけの差で、商品が1つ消えます。
ビルドは成功します。エラーも警告も出ません。 6商品並べたつもりが5商品になっていても、気づけません。
普通の商品コードは最初が英字なので、この事故は起きません。書籍を足したときだけ踏みます。 今回の点検では0件でしたが、過去に踏んでいます。
⑤確認方法——本番のHTMLを数える

ここまでの3つ+1つは、すべて「本番に出ているHTMLを数える」ことで見つかりました。 管理画面でもプレビューでもなく、公開されている実物です。
私がやっている4つの照合です。
(1)タグが付いていないリンクを探す
リンクの総数と、アフィリエイトタグ付きの数を数えて、一致するかを見ます。一致しなければ、その差分が成果にならないリンクです。私の場合は1,393本すべて一致していました。
(2)直リンクと検索リンクの比率を出す
割合を見ます。検索リンクが極端に多いなら、主役の商品を直リンクに直す余地があります。
(3)「書いた数」と「出た数」を突き合わせる
設定ファイルに書いた商品数と、本番HTMLに出た商品数を比べます。ここがズレていたら、③の枠ごと消失か、④のコード消失が起きています。 この1つで両方見つかります。
(4)数字だけの商品コードを探す
書籍を扱っているなら、ここだけは定期的に見てください。
やっていることは、せどりでKeepaの実データを見てから仕入れるのと同じです。「貼ったから出ているはず」は、「安く買えたから利益が出るはず」と同じ種類の思い込みでした。
⑥まとめ

249記事・1,393本を数えて分かったこと。
合格していたところ
- アフィリエイトタグの付与率は100%(1,393本すべて)
負けていたところ
- 商品ページに着地しない検索リンクだけの記事が 137本・55.0%
- なぜ挙げたのかの説明が無い商品が 338件・54.3%
- 別ブログでは、広告枠そのものが100記事ぶん表示されていなかった
やることの順番
- まず出ているかどうかを数える(出ていないものは、何を選んでも0です)
- 次に主役の商品だけ直リンクに直す
- 最後に1行の説明を足す。書けない商品は消す
「どの商品がクリックされるか」は、この3つが終わってから考える話でした。私はいま2番と3番の途中です。 終わったら、その結果もそのまま書きます。
最後に1つ、正直に書いておきます。クリック数そのものの実データは、まだ手元で読み出せていません。 計測は仕込んでありますが、数字を取り出せる形になっていないので、この記事では「クリックされやすい商品」の話は書いていません。数字が無いことを、数字があるように書かないほうがいいと思っています。
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