どうぶつの森 amiiboフェスティバル(Wii U)のパッケージ。しずえとケントのamiiboフィギュアが同梱された箱の正面と側面。

同じ商品が、同じ値段で、もう一度売れました。物販8年目のhiroです。

Amazonうれたシリーズ——実際にAmazonで売れた商品の仕入価格・販売価格・粗利・判断ロジックを、プライスターの実画面つきで公開しています。

今回の第7弾は、8月に#3として書いた「どうぶつの森 amiiboフェスティバル(カードなし)」2個目です。

先に数字を出します。仕入¥500・販売¥3,000・手数料¥933・粗利¥1,567・利益率52.2%。#3とまったく同じです。同じ山から仕入れた同じ商品を、同じ値段で出しているので当然です。

だから今日の記事は、利益率52.2%の話ではありません。 同じ数字を2回出せたあとに見えてきた、こちらのほうが本題です。

  • この商品を出している人は中古で12人、新品は0人
  • Keepaの推定販売は月3個ほど
  • そして私の手元には、まだ在庫が3個ある

12人で月3個を分け合う市場に、3個。この状態で値段を下げないと決めた理由を、実画面で書きます。

💡 回転が遅い商品で最初に負けるのは、値段を下げた人です。下げても月3個は月3個で、増えるのは自分の損だけでした。

なお、Amazon・Keepaの数字は2026年9月4日の執筆時点で私の画面に出ていたものです。相場・在庫・順位はいずれも動きます。購入や仕入れの判断は、必ずご自身の画面で最新の数字を確認してから行ってください。


①今回売れたもの——1個目と同じ¥500→¥3,000

プライスターの「売れたもの」画面。商品価格¥3,000・送料¥0・仕入価格¥500・粗利¥1,567、中古品-ほぼ新品、売れた個数1、在庫3、販売SPEED5と表示されている。

プライスターの「売れたもの」画面です。注文番号と管理用IDは伏せてあります。

項目 金額
商品価格 ¥3,000
送料 ¥0
仕入価格 ¥500
手数料 ▲¥933
粗利 +¥1,567
利益率 52.2%

出品形態はFBA、コンディションは「中古品-ほぼ新品」。売れた個数1、そして在庫3と出ています。

ここは正直に書いておきます。この数字は#3の使い回しではなく、9月に別の1個が売れた記録です。 ただし同じロット・同じ価格なので、金額はすべて一致します。「2回同じ結果が出た」以上の意味はありません。

プライスターの商品ページ。ASIN B0160YPI92、カテゴリ「ゲーム」、新品(0)/中古(12)、Keepaの簡易グラフ、在庫3個、価格3,000円。SKU欄はマスク済み。

同じ画面の商品側です。ここに今日いちばん大事な数字が出ています。

新品(0)/中古(12)。

新品で出している人はゼロ、中古で出している人が12人。Wii Uのソフトなので新品の供給はもう増えません。 中古12人だけで回っている市場です。


②市場を数字で見る——出品者12人、推定販売は月3個

KeepaのB0160YPI92の価格履歴グラフ。6月16日から9月1日までの中古・新品・売れ筋ランキングの推移と、売れ筋ランキング#16,730、ゲームカテゴリ3.0ドロップ/月の表示。

Keepaの画面です。ここを読みます。

項目 表示
ASIN B0160YPI92
売れ筋ランキング(現在) #16,730
90日平均 #15,642
365日平均 #15,743
ゲームカテゴリの推定販売 3.0ドロップ / 月

「3.0ドロップ/月」が、この記事の芯です。 Keepaが推定している月あたりの販売個数が、だいたい3個ということです。

ここで、さっきの「中古12人」と並べます。

月に売れる個数        約3個
出している人          12人
単純に割ると          1人あたり 月0.25個

単純割りなら、1人が1個売るのに4か月かかる計算です。 私の在庫は3個。理屈のうえでは1年ぶんの在庫を抱えていることになります。

もちろん実際はこんなに綺麗には割れません。カートを取れる人に偏りますし、コンディションでも分かれます。それでも「月3個を12人で分けている」という桁感を持っておくかどうかで、次の判断が変わります。

順位そのものは90日平均・365日平均とほぼ同じ位置で、急に落ちても急に上がってもいません。 過去1年、同じペースで細く売れ続けている商品です。


③「中古最安¥479」との差は、コンディション表記で作る

Keepaの画面には、もうひとつ気になる数字が出ています。中古の最安が¥479という表示です。

最安が¥479の商品を、私は¥3,000で売っています。6倍以上の開きです。 ここに納得できる理由がないと、ただの高値放置になります。

理由はコンディションです。

プライスターのコンディション説明の編集画面。「アミーボ カードなし。箱開封品です。それ以外は『新品・未使用品』の商品になります。」から始まる説明文。

私が書いているコンディション説明の1行目がこれです。

アミーボ カードなし。箱開封品です。それ以外は『新品・未使用品』の商品になります。

カードは無い。でもそれ以外は開けただけ」と最初に言い切っています。

中古¥479の側が何を指しているかは、私の画面からは分かりません。ディスクだけ、ケース傷あり、フィギュア欠品——中古の下のほうには色々あります。分からないものと自分の値段を比べても仕方がないので、私が見るのは「ほぼ新品」帯に何人いるかだけです。

これは#3で書いた「訳あり品の背景を読む」の続きでもあります。訳あり品は、どこが訳ありでどこが無傷かを1行目で言い切れると、値段を守れます。 逆にそこを曖昧に書くと、最安と同じ土俵に引きずり降ろされます。

同じ考え方で完品・新品を¥10,000で売ったのが#4です。同じ商品でも、状態の書き分けで価格帯が3つに割れます。


④Amazon本体が「特典付き」を切っている

Amazon商品ページの版の選択欄。「Amazon限定特典付き」は「この商品は現在お取り扱いできません」、「Amazon限定特典無し」は¥3,000・中古・Prime・残り4点と表示されている。

Amazonの商品ページです。この商品には版が2つあります。

表示
Amazon限定特典付き この商品は現在お取り扱いできません
Amazon限定特典無し 中古 ¥3,000・Prime・残り4点

特典付きのほうが止まっています。 買える側は「特典無し」だけです。

Amazon商品ページ上部。ブランド任天堂、どうぶつの森 amiiboフェスティバル(amiibo しずえ&amiiboカード3枚)同梱【早期特典】amiibo ケント付、評価3.9(318件)。

商品名には【早期特典amiibo ケント付と入ったままです。評価は3.9・318件。レビューが積み上がっている=長く売れてきたページで、ここは新規参入者が作れない資産です。

Amazonの商品画像。パッケージ正面と側面。しずえとケントのamiiboフィギュア、amiiboカード3枚入りの表記、セット内容の一覧が見える。

パッケージを見ると、この商品が何で構成されているかが分かります。ソフト+amiibo 2体(しずえ・ケント)+amiiboカード3枚。 構成品が多い商品は、それだけ「どれかが抜ける」余地があります。

抜かれるのはカードです。理由は単純で、カードだけでも売れるからです。カード単体に需要が残っているかぎり、この抜き取りは続きます。つまり「カードなし品」は今後も出てくるということです。


⑤在庫3個をどう捌くか——価格追従モードを切っている理由

プライスターの価格編集画面。価格3,000円、仕入れ価格500円、手数料933円・粗利1,567円・利益率52.2%、価格追従モード「しない」、赤字ストッパー0円、高値ストッパー0円。

価格の設定画面です。ここで見てほしいのは金額ではなく、下のほうの1行です。

価格追従モード:しない。

プライスターには他の出品者に自動で合わせる機能がありますが、この商品では切っています。

理由は②の数字です。

  • 月に3個しか動かない
  • 出している人は12人
  • 値段を下げても、月3個が月4個にはならない

回転が遅い商品で価格追従を入れると、12人のうち誰か1人が下げるたびに自分も下がります。下がった先で待っているのは、同じ月3個の市場です。 売れる速さは変わらないのに、粗利だけが削れていきます。

だから私はこう置いています。

設定 理由
価格追従モード しない 下げても回転は上がらないから
赤字ストッパー 0円 追従しないので使わない
高値ストッパー 0円 同上

そのうえで在庫3個は「ゆっくり売る枠」に置いています。原価は1個¥500、3個で¥1,500。寝かせても痛くない金額だから、待てます。

ここは資金拘束の話でもあります。¥40,000の山を1か月で回した記録のような回転重視の案件と、この¥1,500を1年置く案件は、同じ財布の中で役割が違います。全部を速く回そうとすると、遅い商品を安く投げることになります。

逆に、原価が大きい商品で回転が読めないときは待てません。HARMANのガス機器を4プラットフォーム同時出品で17分で決めた話は、その反対側の判断です。

発送を人に任せる形にすれば、遅い在庫を持つ負担はさらに下がります。スーパーの土鍋20個をLINEの指示だけで回した記録がその例です。


⑥まとめ

窓辺から差し込む夕方の光。木のテーブルの上に小さな容器が並び、逆光でシルエットになっている。

2個目の実売記録

  • 仕入¥500 → 販売¥3,000、手数料¥933、粗利¥1,567・利益率52.2%
  • FBA・中古品-ほぼ新品。#3と同じロット・同じ価格なので、数字は1個目と一致

そこから見えた市場の形

  • 新品0人・中古12人。Wii Uソフトなので新品の供給はもう増えない
  • Keepaの推定販売は月3個。12人で割ると1人あたり月0.25個
  • 中古最安は¥479の表示。それでも「ほぼ新品」は¥3,000で売れる

在庫3個に対してやったこと

  • 価格追従モードを切る。 下げても月3個は月3個で、粗利だけが減るから
  • 原価¥1,500ぶんは「ゆっくり売る枠」に置く。寝かせても痛くない金額だから待てる

同じ数字を2回出したことより、2回目に市場の桁を数えたことのほうが、次につながったと思っています。1個目は「売れた」で終わっていました。

数値は2026年9月4日時点で私の画面に出ていたものです。相場・在庫・順位は動きます。 仕入れの判断は必ずご自身の画面で確認してください。

次回予告

在庫3個をどの順番で減らしたか、そして値段を1円も下げずに1年置いた場合の資金効率を、実際の推移で追いかけます。

このシリーズの他の記事

あわせて読みたい


🔗 せどりの売上管理に「プライスター」

Amazon出品・在庫管理・利益計算を自動化するツール。この記事の実画面もプライスターのものです。30日間無料お試しあり

▶ プライスター公式サイト(紹介リンク)