畳の上に積み上げられたISHIGAKI土鍋の箱。いちばん上の箱は品質表示(耐熱陶器・約24.5cm・容量約2.0L・IH用プレートはステンレス鋼)とイシガキ産業の社名が読める面が上を向き、その下に鍋料理の写真が印刷された箱が4個重ねられている。奥は障子と畳の和室。

スーパーの見切り棚に、あの土鍋がまた並んでいました。今度は1個¥300。物販8年目のhiroです。

5月に¥770で7個仕入れて記事にした土鍋と、同じISHIGAKIの8号サイズです。あのときより仕入単価はさらに下がり、今回は迷わず20個まとめて確保しました。

そして先週、1個目がYahoo!フリマで価格¥3,100・送料無料で成約。粗利¥1,825、利益率59%です。

この記事で書くのはこの4点です。

  • 前回の¥770・7個から何が変わったか(仕入単価・ロット数・販路の3つの差分)
  • ¥3,100で売れた実物のSOLD画面と、粗利¥1,825・利益率59%の内訳
  • 出品も発送もLINEで指示するだけの、完全在宅の仕組み化
  • 即座に¥3,300で再出品してテスト中の値上げ検証

💡 同じ商品を2回に分けて仕入れて、2回とも記事にしています。1回目との差分こそが今回の本題です。


①スーパーの見切り棚に並んでいた¥300の土鍋——今度は20個

きっかけは前回とまったく同じ、近所のスーパーの見切り棚でした。

前回記事で¥770で7個仕入れたのと同じ、ISHIGAKIの「IHとガス火で使える 吹きこぼれにくい土鍋 8号 3〜4人用」(ASIN: B0DLF67B1T)です。耐熱陶器製・容量約2.0L・サイズ約24.5cm、IHプレートはステンレスでIH100V・200V/3.0kw以下に対応、ガス火でも使える万能タイプ。中国製です。

値札を見ると1個¥300。前回の¥770からさらに下がっています。季節終わりの在庫処分がここまで来ると、店側も数を早くさばきたいフェーズに入っているということでしょう。

この時点でメルカリの相場感は前回の実績(¥2,800〜¥3,000帯)で把握済みです。仕入単価が¥300まで下がったなら、粗利の絶対額はそのまま伸びます。迷う理由がありません。

スーパーの冷蔵ケースに商品が並び、黄色い特売の価格タグが下がっている店内の様子。

20個、まとめて¥6,000で確保しました。

前回の7個・¥5,390から、仕入総額はほぼ横ばいなのに個数は約3倍。1個あたりの仕入コストが下がった分、同じ予算でロットを積み増せたことになります。


②前回との差分——¥770→¥300、7個→20個、メルカリ→Yahoo!フリマ

同じ商品を2回に分けて仕入れて記事にする以上、前回と同じ話を繰り返しても意味がありません。今回変わった点を先に整理しておきます。

項目 前回(2026年5月) 今回(2026年9月)
仕入単価 ¥770 ¥300
仕入個数 7個 20個
販路 メルカリ Yahoo!フリマ
出品・発送 自分で対応 代行にLINEで依頼
販売実績 ¥2,800(過去実績の参照) ¥3,100で新規成約・¥3,300再出品テスト中

前回はAmazonの出品制限にぶつかってメルカリに切り替えた経緯を書きました。今回は仕入れの時点で「土鍋はフリマ販路」と決まっているので、その壁自体は問題になりません。その代わり、今回の実験ポイントは販路をメルカリからYahoo!フリマに変えたことと、出品作業そのものを手放したことの2つです。

フリマ各社の使い分けは以前まとめた記事にも書きましたが、Yahoo!フリマは検索流入の層がメルカリとは少し違います。同じ土鍋でも、置き場所を変えれば見る人が変わる——それを確かめるのも今回の狙いのひとつでした。


③Yahoo!フリマで¥3,100・送料無料——閲覧67・いいね1のスピード成約

出品してすぐ、1個目が動きました。

Yahoo!フリマの商品ページのSOLD画面。ブランド名「イシガキ」、送料無料、価格3,100円、いいね数1、閲覧数67と表示されている。

価格¥3,100・送料無料。いいね数1・閲覧数67で成約しています。

いいねが1件しかついていないのに売れているのがポイントです。閲覧数67という数字も決して多くありません。「いいねを何件も集めてから売れる」商品ではなく、見た人がそのまま即決するタイプの売れ方だったということです。

黒い土鍋にコーン・えのき茸・トマト・鶏肉などの具材が入り、出汁で煮えている鍋料理の写真。

冬の鍋料理を意識し始める9月という時期、¥3,100・送料無料という価格设定、8号という使いやすいサイズ——このあたりの条件が噛み合うと、閲覧数が少なくても成約に至るケースがあるという実例です。


④粗利¥1,825・利益率59%の内訳

数字を整理します。

  • 販売価格:¥3,100(送料無料)
  • 仕入価格:¥300
  • 粗利:¥1,825
  • 利益率:59%(販売価格¥3,100に対して)

差額の¥975は、Yahoo!フリマの販売手数料(2026年9月時点で税込5%=¥155)と、送料無料出品のため出品者側が負担した配送料・梱包資材費でほぼ説明がつきます。土鍋はサイズ・重量ともに宅急便コンパクトの厚さ制限に収まらないため、実際の配送料は決して安くありません。それでも粗利¥1,825が残る計算です。

ガムテープで封をされた茶色い段ボール箱が木製の床の上に置かれている写真。

前回の記事では仕入¥770に対して純利¥900・回収率2.4倍という数字でした。今回は仕入¥300に対して粗利¥1,825ですから、仕入単価が下がった分がそのまま利益率の上昇に直結しています。同じ商品・同じ販路の性質でも、仕入タイミング次第で利益率は倍近く変わるということです。

利益額だけを見ると¥1,825は決して大きな数字ではありません。ですが利益率59%、売価は仕入の約10.3倍、粗利だけで見ても仕入¥300の約6.1倍という比率で見ると、単価の低い商品としてはかなり効率のいい部類に入ります。金額の大小より、この比率で仕入判断をする癖をつけています。


⑤出品代行という仕組み化——LINEで指示するだけの完全在宅

今回の記事でいちばん書きたかったのはここです。

20個の土鍋を仕入れたあと、私自身が行った作業は「写真を撮って渡す」ところまでです。実際の出品作業・梱包・発送は、日頃からお願いしている出品代行の方にLINEで指示を出すだけで回っています。

LINEのトーク画面。宅急便(EAZY)の配送コードのサムネイルと、ISHIGAKI土鍋のパッケージ写真が「今日」の日付で送られており、その下に「また、セブンイレブンで3日以内に発送お願いします^_^」という送信メッセージが表示されている。

流れはこうです。

  1. 出品したい商品を渡す(または在庫として預けておく)
  2. 「セブンイレブンで3日以内に発送お願いします」とLINEで一言お願いする
  3. 発送が完了すると、配送コードと商品写真がLINEで返ってくる
  4. 私はその通知を見るだけ

配送コードの画像は宅急便(EAZY)のもので、コンビニ発送に対応した仕組みです。出品・梱包・持ち込みという一連の作業を代行してもらうことで、私の手を動かす時間はほぼゼロになっています。

これは「誰かに丸投げしている」という話ではなく、自分がやらなくてもいい作業を切り分けたという話です。仕入れの判断(何を・いくらで・何個買うか)だけは自分がやり、それ以外の定型作業は仕組みに乗せる。20個という数量を仕入れる決断ができたのも、「20個分の出品・発送作業を自分でやらなくていい」という前提があったからです。

日用品のまとめ買いを仕組み化する話はこちらの記事でも書きましたが、仕組み化の効果は「作業時間の削減」だけでなく「仕入の意思決定を軽くする」ところにも効いてきます。


⑥¥3,300への値上げ再出品テスト——20個あるから検証できる

1個目が¥3,100で即成約したのを受けて、2個目は価格を上げて再出品しました。

Yahoo!フリマの「出品が完了しました」の完了画面。ISHIGAKI土鍋の商品サムネイルと、価格3,300円が表示されている。

¥3,300で出品完了。 ¥3,100より+¥200、約6.5%の値上げです。

在庫が1個しかなければ、この検証はできません。「¥3,100で即売れた」という事実だけが残り、「もっと高くても売れたかもしれない」という可能性は永遠に分からないままです。

今回は20個という在庫があるからこそ、値付けを段階的に検証できます。 2個目が¥3,300で売れれば、3個目はさらに上げてみる。もし動きが鈍ければ、¥3,100に戻すか、閲覧数の推移を見ながら微調整する。1個ずつ結果を見ながら、20個の中で「今このタイミングでの適正価格」を探っていく格好です。

手元でスマートフォンのカメラを構え、リース状の商品を撮影している写真。画面には撮影対象と2つのカメラ操作アイコンが表示されている。

これは前回7個のときにも似た発想はありましたが、当時は結果を書く前に記事化してしまい、値上げの検証データまでは追えていませんでした。今回は在庫数が多い分、複数回の価格テストができるのが強みです。


⑦なぜ9月に冬の鍋を仕込むのか——10〜1月シーズンへの先取り

土鍋が最も動くのは、言うまでもなく寒い季節です。10月から1月にかけて、鍋料理の需要は右肩上がりに増えていきます。

9月というタイミングで20個を仕入れる意味は3つあります。

① 見切り品の最安値がまだ出ている時期 冬物商品の在庫処分は季節の変わり目に集中します。9月はまだ本格的な冬需要の前で、店側の処分意欲と仕入れ側の「早すぎるか」という迷いが釣り合う時期です。実際、前回の5月・¥770よりさらに安い¥300に出会えました。

② 20個という数量は、シーズン全体で売り切る前提で組める 1個や2個ではなく20個仕入れているということは、9月に全部売り切るつもりがないということでもあります。10月・11月・12月と、需要が上がっていく過程で段階的に出していく計画です。今回の¥3,100→¥3,300というテストも、その第一歩に過ぎません。

③ 出品代行の仕組みがあるから、在庫を長く持てる 自分で出品作業をする前提だと、20個の在庫を数か月かけて売るのは負担になります。仕組み化してあるからこそ、シーズンをまたいで在庫を持ち、価格を見ながら小出しにするという戦略が現実的になります。


⑧なぜYahoo!フリマを試したのか——フリマ各社の使い分け

これまで同じ土鍋はメルカリで売ってきましたが、今回はあえてYahoo!フリマで出品しました。

理由は単純で、同じ商品でも販路によって見る人の層が変わるからです。メルカリでの相場感は前回の記事で把握済みでしたが、それだけに頼らず別の販路も試すことで、「この商品はどの販路が向いているか」のデータが増えます。

フリマ・オークション各社の特徴や手数料の違いはこちらの記事に詳しくまとめています。複数の販路を同時に検討する視点は5社同時出品の記事でも書きましたが、今回のように「1つの商品を、いつもと違う販路で試す」というシンプルな比較も、地味に効いてきます。

黒いキッチンカウンターの上に設置されたIHクッキングヒーターに、黒い斑点柄のフライパンが置かれている写真。

閲覧数67・いいね1という控えめな数字でも成約に至ったのは、Yahoo!フリマ側の検索経由の流入が、この商品カテゴリと相性が良かった可能性があります。次に売れる2個目・3個目の反応を見て、この仮説の精度を上げていくつもりです。


⑨残り18個をどう売っていくか

現時点の在庫状況を整理します。

  • 仕入:20個(¥300×20=¥6,000)
  • 販売済み:1個(¥3,100・粗利¥1,825)
  • 再出品中:1個(¥3,300でテスト中)
  • 残り在庫:18個

粗利率59%を単純に18個分掛け合わせるつもりはありません。値上げテストの結果次第で、価格帯は上下に振れていくはずです。それでも仕入単価¥300という土台がある限り、多少値下げしても赤字になるラインまではかなり距離があります。

送料の内訳や梱包コストの詰め方はこちらの記事にも書いていますが、送料無料出品の場合はここの圧縮がそのまま利益率に跳ね返ります。出品代行にお任せしている部分ではありますが、数字としては引き続き自分で追っていきます。

配送ラベルが貼られた段ボール箱が、窓際に何個も積み重ねられている写真。

なお、ツールやアプリの画面に出る「粗利」表示と、実際に手元に残る金額にはズレが生じることがあります。この点は自己発送の粗利表示と手残りのズレを検算した記事でも書いた通りで、今回の¥1,825もあくまで1件の実績値として扱っています。


⑩まとめ

  • スーパーの見切り棚で¥300のISHIGAKI土鍋(8号・IH対応)を20個仕入れ、Yahoo!フリマで¥3,100・送料無料で1個目が成約。粗利¥1,825・利益率59%。
  • 前回(¥770で7個・メルカリ)との差分は、仕入単価の低下・ロット拡大・販路変更・出品代行による完全在宅化の4点。
  • 出品・梱包・発送はLINEで指示を出すだけの仕組みに乗せてあり、自分の作業は仕入判断だけに絞られている。
  • 1個目の成功を受けて2個目は¥3,300で再出品しテスト中。20個という在庫があるからこそ、段階的な値上げ検証ができる。
  • 残り18個は10〜1月の冬鍋シーズンに向けて、価格を見ながら小出しにしていく計画。

同じ商品を仕入れるたびに条件が変わるのが、せどりの面白いところです。次に土鍋を仕入れる機会があれば、また違う切り口で記事にするつもりです。


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※本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの広告リンクを含みます。価格・在庫は変動します。

Amazon商品情報の確認日:2026年9月3日。掲載価格は本文に記載していません(表示のたびに変動するため、必ずAmazonの商品ページで最新価格をご確認ください)。粗利¥1,825・利益率59%は今回1件の実績値であり、同じ結果を保証するものではありません。仕入価格・販売価格は市場状況によって変動します。土鍋の使用にあたっては、必ず商品の取扱説明書に記載された使用方法・対応熱源をご確認ください。

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