自宅の机で、スマートフォンを構えて商品を撮影している手元。木目の机に自然光が差し込み、出品用の写真を撮っている場面

物販副業を8年やっているhiroです。

昨日、1年半使ったおうちサウナを¥77,800で売った話を書きました。相場が¥60,000前後のところに¥17,800上乗せして通り、手取りは¥68,520。実質負担は¥1,010でした。

あの記事のあと、いちばん多かった反応がこれです。

「なんでラクマだったんですか? メルカリのほうが人が多いのに」

いい質問です。そしてこの質問の答えが、今日の記事の全部です。

プラットフォームは「人が多い順」に使うものではありません。「その商品を欲しがる人が、いま財布を開けている場所」を選ぶものです。

私はいま、1つの商品を最大5か所に同時に出しています。メルカリ、ヤフオク、Yahoo!フリマ、ラクマ、ジモティー。この5つは、集まっている人がまったく違うからです。

今日書くのは次の4つです。

  • ① 5つの「客層」——誰が、どんな気分でそこにいるのか
  • ② なぜサウナはラクマだったのか——実データで分解する
  • ③ 同時出品の運用——事故を起こさない手順
  • ④ 手数料・送料・振込の早見表——手取りが変わる分岐点

📌 この記事の手数料・送料は、2026年8月18日時点で各社の公式ページを確認して書いています。 ネット上には古い料率が残ったままの記事が大量にあります(特にラクマとヤフオク)。後半でその話もします。


そもそも、なぜ「1つの商品を5か所」に出すのか

理由はシンプルで、同じ商品でも、場所によって売れる値段が変わるからです。

同じ型番の商品が、メルカリでは¥8,000で売れ残り、ヤフオクでは¥11,500で落札される。逆に、メルカリなら3日で消える小物が、ヤフオクでは入札ゼロのまま終わる。8年やっていると日常的に起きます。

1か所にしか出していないと、この差に一生気づけません。「相場は¥8,000だ」と思い込んだまま、¥3,500の取りこぼしを続けることになります。

ソファでくつろぎながらスマートフォンを見ている女性。日常のすきま時間にフリマアプリを眺めている雰囲気

5か所に出すのは、5回オークションにかけているのと同じです。いちばん高く評価してくれた人が買っていく。それだけの話です。

もちろん手間は増えます。だから私は「全部の商品を5か所」ではなく、利益額が大きい商品だけ5か所、回転重視の小物はメルカリ1本と決めています。この線引きは後半で書きます。


① 5つのプラットフォームの「客層」

ここが今日いちばん大事なところです。機能の違いではなく、そこにいる人の違いで覚えてください。

まず全体像を。私が8年やって「この層が来やすい」と感じているものを、実感ベースで並べます。

プラットフォーム 主な客層 動きやすい価格帯 決済の主流
メルカリ 20〜40代の主婦・会社員・学生。カジュアル層。国内最大 ¥500〜¥15,000が主戦場 メルペイ・クレカ・売上金
ヤフオク 40〜60代男性中心。古参・コレクター・入札文化に慣れた層 ¥3,000〜¥100,000超。上限は青天井 PayPay・銀行振込・クレカ
Yahoo!フリマ PayPay経済圏・還元派。ヤフー系サービスの利用率が高い ¥1,000〜¥30,000 PayPayがほぼ一択
ラクマ 楽天ポイント消化派・クーポン派・楽天カード保有層 ¥2,000〜¥100,000超。高額品の相場が意外と高い 楽天ペイ・楽天キャッシュ
ジモティー 地元手渡し希望の層。引越し前の買い替え・大型家具需要 家電・家具は¥0〜¥30,000。送れないもの向き 現金手渡しが主流

この表に、「同じ商品でも売れる場所が違う」理由が全部入っています。順番に見ていきます。

メルカリ:最大手・カジュアル層

誰がいるか:20〜40代を中心とした、主婦・会社員の方が多い印象です。フリマアプリを「ネットショッピングの一種」として日常的に使っている層。

どんな気分か「安く、早く、面倒なく」。比較検討にあまり時間をかけません。スクロールしていて目に留まったものを、その場で買う。

だから効くこと

  • 1枚目の写真がすべて。一覧画面で指を止められなければ存在しないのと同じ
  • 即決価格。オークションのように待たされる仕組みを嫌う
  • 値下げ交渉が来る前提の値付け(私は数百円だけ乗せておきます)

弱点:客層が「安く買いたい」寄りなので、高額品は競り負けます。¥50,000超になると「もう少しお安くなりませんか?」が続き、じりじり削られていく。

向く商品:日用品、衣類、コスメ、書籍、ゲーム、小型家電。要するに「説明しなくても価値が伝わるもの」。

値付けと交渉の型はこちらの記事に、説明文のテンプレはこちらにまとめています。

ヤフオク:入札文化・古参層

デスクでノートパソコンに向かい、画面をじっと見つめている男性。落ち着いた室内で腰を据えて調べものをしている様子

誰がいるか:40〜60代の男性が中心。インターネットオークションを20年以上使い続けている、いわばネット物販の第一世代です。

どんな気分か「探していたものが、やっと出た」。この層は目的買いです。ふらっと眺めているのではなく、型番で検索して待っている

だから効くこと

  • 型番・品番をタイトルに正確に入れる。ここを外すと検索に引っかからず、存在ごと消えます
  • 説明文は長くていい。むしろ長いほうが信頼されます。メルカリとは真逆
  • 状態を正直に、細かく。傷やスレを隠さず書いたほうが高く終わります
  • 1円スタートは、需要がある商品だけ。ニッチな商品でやると本当に1円で終わります

向く商品メルカリでは値段がつかないものが主戦場です。生産終了品、古い型番の家電、業務用機器、専門工具、コレクター品、パーツ単品。カメラ・オーディオ・鉄道模型・釣具・工具は特に強い。

「メルカリで売れなかったから捨てるか」という商品を、いちどヤフオクに回してみてください。驚くほど値段がつくことがあります。「そこにしかいない人」が待っているからです。

Yahoo!フリマ:PayPay経済圏・還元派

スマートフォンを手に持ち、決済端末にかざしてキャッシュレス決済をしている手元

誰がいるか:PayPayを日常の決済手段にしている層。ソフトバンク・ワイモバイルのユーザー、PayPayカードの利用者。

どんな気分か「どうせ買うなら、ポイントが乗る場所で」。この層は、商品そのものより「支払い方法」で買う場所を決めています

だから効くこと

  • キャンペーン期間に合わせて出す。還元率が上がるタイミングで、この層は一斉に動きます
  • ヤフオクとの併売がしやすい(同じアカウント基盤なので管理が楽)
  • ヤフオクで入札が入らなかった商品を、定額でこちらに流す運用が回しやすい

そして最大の武器が、販売手数料5%(税込)。5つの中でいちばん安いです。ユーザー数はメルカリに及びませんが、手数料の差が効く中価格帯では選ぶ理由になります。

向く商品:メルカリと似た日用品〜中価格帯、ガジェット、小型家電。

なお、PayPayの還元は期間限定ポイントの比率に注意が必要です。買う側として見たときの落とし穴はこの記事に書きました。売る側も、買う側の事情を知っておくと値付けの読みが変わります。

ラクマ:楽天ポイント消化層+クーポン客

ノートパソコンに手を置き、クレジットカードを持ってオンラインで買い物をしている手元

誰がいるか:楽天経済圏の住人です。楽天カード、楽天銀行、楽天モバイル、楽天証券——生活のインフラを楽天で固めている人たち。

どんな気分か:ここが決定的に違います。「ポイントが貯まりすぎている。何かに使いたい」

普通のフリマ客は「安く買いたい」と思っています。でもラクマの一部の客層は、「ポイントを消化したい」という、まったく別の動機で来ています。

この違いが、値付けの上限を変えます。

現金¥77,800を出すのはためらう人でも、期間限定ポイントが¥30,000貯まっていたら、心理的な負担は残りの¥47,800分しかありません。しかも期間限定ポイントは使わなければ消える。「消えるくらいなら」で財布のひもが緩みます。

だから効くこと

  • お買い物マラソン・スーパーSALEの直前〜期間中に出す。ポイントが大量に付与された直後がねらい目
  • クーポン配布期間を狙う。特に割引上限のないクーポンが出ているときは、高額品ほど値引き額が大きくなります
  • 高額商品ほど、ラクマの相対的な強さが効く

弱点:ユーザー数はメルカリより大きく劣ります。回転は遅い。ただし「じっくり見て、良ければ高くても買う」層なので、高額品とは相性がいい

向く商品単価の高いもの。家電、アウトドア用品、趣味の道具、ブランド品、美容家電。

ジモティー:地元手渡し・大型商品

大きなソファを2人で持ち上げて運んでいる場面。屋内の明るい光の下で受け渡しをしている様子

誰がいるか:近隣に住んでいて、車で取りに来られる人。引っ越し直後、新生活を始める人、DIYや農作業で道具を探している人。

どんな気分か「送料を払いたくない」「今すぐ現物が欲しい」

ジモティーの本質は、フリマではなく「送料の踏み倒し」です。

冷蔵庫、洗濯機、ソファ、自転車、大型のテント、業務用の棚。これらはフリマアプリで売ろうとすると、送料が売値の3〜5割を食います。家財便を使えば数千円〜1万円超。それなら手渡しで送料ゼロにしたほうが、売る側も買う側も得です。

だから効くこと

  • 「引き取り限定」と明記する。曖昧にすると配送の問い合わせで消耗します
  • 受け渡し場所は自宅ではなく、公共の駐車場などにする(安全面と、住所を教えない意味で)
  • 手渡し取引なら手数料がかからないぶん、フリマより安く出しても手残りは同じか多い

弱点:全国発送は基本しません。日程調整が発生し、値引き交渉も前提。「無料であげます」文化もあるので、価格帯は他より1〜2割低くなります。

向く商品送料が売値を殺す大型・重量物のすべて。逆に、送料¥300で送れる小物をここに出す意味はほぼありません。


② なぜサウナはラクマで刺さったのか

電卓とレシート、ノートが並んだ机の上。手数料と手残りを計算している場面

昨日の記事の数字を、客層の視点で分解します。

項目 金額
相場(他の出品者のSOLD価格帯) ¥60,000前後
SOLDの最高値 ¥68,000
私の出品価格 ¥77,800
▲ 販売手数料(10%) ¥7,780
▲ かんたんラクマパック(宅急便160サイズ) ¥1,500
手元に入った金額 ¥68,520

相場の最高値より¥9,800高い価格で、手数料と送料を引いたあとの手取りが、他の人の売値の最高額とほぼ同じ。 これが客層を選ぶということです。

買主像を言語化すると、こうなります。「自宅にサウナを入れたい。¥8万までなら出せる。こだわり派」。この人がいちばん多くいる場所はどこか——それを5つ並べて考えました。

  • メルカリ → ¥77,800はカジュアル層には高い。隣に¥62,000の同型が並んだ瞬間、私の出品は「高い出品」になる
  • ヤフオク → 男性コレクター寄り。サウナは合わなくはないが、入札で盛り上がるタイプの商品ではない
  • Yahoo!フリマ → 手数料5%は魅力だが、還元は上限にすぐ届くので¥77,800では規模が合わない
  • ジモティー → 160サイズなので手渡しは可能。ただし買い手が近隣限定になる
  • ラクマ割引上限なしの5%OFFクーポンが¥77,800にそのまま乗る。しかもポイントを消化したい層がいる

決め手は3つでした。

1. 期間限定ポイントの受け皿だった

サウナは¥77,800の高額商品です。現金で出すには重い。でも「ポイントで半分払える」なら話は別です。高額商品ほど、ポイント消化層のありがたみが増します。

2. 割引上限なしのクーポン期間だった

この日は5%OFF・割引上限なしのクーポンが出ていました。上限がないということは、¥77,800の商品なら約¥3,890引き。高額品ほど値引き額が絶対値で大きくなる。 買う側から見れば「いま買うのがいちばん得」なタイミングです。

楽天ラクマのクーポン画面。5%OFFで「割引上限なし」の表記があり、対象期間と使い方が並んでいる

3. そもそも「安さで比較されない場所」だった

ラクマは、そこにいる人の関心が「ポイントをどう使うか」に向いています。比較の軸が値段からズレている場所では、相場より上でも通ります。

これは運ではなく、選択です。 同じ商品を、5つの場所の「今の状態」を見比べてから、いちばん有利な場所に本命を置いた——それだけのことです。

⚠️ ここで1つ、はっきり訂正しておきます。 「ラクマは手数料が安いから有利」と書いてある記事をよく見かけますが、それは2023年7月以前の情報です。 詳しくは④で書きます。私の手取りが良かったのは手数料が安かったからではなく、売値を¥17,800上乗せできたからです。


③ 同時出品の運用ノウハウ

ここからが実務です。同時出品でいちばん怖いのは「二重販売」——2か所で同時に売れてしまい、片方をキャンセルする事故です。これをやるとアカウントの評価に傷がつきます。

棚に段ボール箱やクラフト封筒が整理して並んだ在庫スペース

⚠️ 先に注意点を1つ。 同時出品そのものを一律に禁止しているサービスは多くありませんが、「他で売れた商品を出品したまま放置する」「購入されたあとにキャンセルする」は、どのプラットフォームでも規約違反やペナルティの対象になり得ます。 同時出品は「取り下げをサボらない」という前提とセットの技術です。取り下げを徹底できないうちは、手を広げないでください。 各社のガイドラインは改定されるので、始める前に必ず公式の最新版を確認してください。

在庫管理:1個の商品を5か所に出すときの鉄則

私のルールはこの5つです。

1. 同時出品するのは「利益額¥5,000以上」の商品だけ

管理の手間はどの商品でも同じです。利益¥500の商品を5か所に出すのは、時給に見合いません。高額品だけ5か所、それ以外はメルカリ1本。 この線引きが運用を続けるコツです。

2. 売れたら即、残り4か所を止める

これが絶対のルールです。通知が来たらその場でやる。「あとでまとめて」は事故のもとです。

私は5つのアプリをスマホのホーム画面の同じフォルダにまとめています。1つ売れたら、フォルダを開いて上から順に止めていく。動線を短くするのがいちばんの事故防止策です。

3. 削除ではなく「一時停止」にする

売れた瞬間に他を消してしまうと、万一取引がキャンセルになったとき、また一から出品し直すことになります。公開停止・一時停止の機能があるものはそれを使い、取引完了まで停止のまま。完了してから削除します。

4. 商品ごとに「管理番号」を振る

段ボールにマジックで A-14 と書き、5つ全部の説明文の最後に同じ番号を入れておきます。通知が来たとき「どれが売れたのか」を一瞬で特定できます。5か所に出していると、自分でも分からなくなります。

5. ジモティーと、終了間際のヤフオクは特別扱い

  • ジモティー:受け渡しの日程調整に数日かかります。問い合わせが入って約束が成立した時点で、他の4か所を止める。手渡し完了まで戻さない
  • ヤフオク:終了間際は入札が入る前提です。終了直前は他を止めておく。落札後のキャンセルは特に評価が重く沈みます

なお、フリマで仕入れてフリマで売るという発想がなぜ成立しにくいかはこの記事に書きました。同時出品の話とセットで読むと、相場の見方が立体的になります。

写真と説明文は「1回作って、5回使う」

同時出品の手間の大半は写真と説明文の作成です。ここは使い回します。

ただし、そのままコピペはしません。 客層が違うので、説明文だけ場所ごとに前後を足します

  • メルカリ:短く、要点だけ。冒頭2行で全部言い切る。「即発送」を強調
  • ヤフオク詳細スペック羅列型。型番・製造年・状態・付属品の有無を箇条書きで全部書く
  • Yahoo!フリマ:PayPay払い前提の書き方に寄せる
  • ラクマ楽天カード決済の還元やクーポン対象であることに触れる一文を入れる
  • ジモティーサイズと重さを最優先。「軽自動車に積めるか」と、引き取り可能な場所・時間帯が相手の判断基準です

写真は5か所とも同じでかまいません。だからこそ1枚目に全力を注ぐ価値があります。1枚のよい写真が、5か所で働いてくれるからです。

メルカリの効率的な出品手順は「コピーして出品」の記事に、出品する時間帯の話はこちらにまとめています。


④ 手数料・送料・振込の早見表【2026年8月時点】

同時出品をするなら、この3つは頭に入れておくと判断が速くなります。

販売手数料

プラットフォーム 販売手数料 ¥50,000売れたときの手数料
メルカリ 10% ¥5,000
ヤフオク 10%(税込)※一律 ¥5,000
Yahoo!フリマ 5%(税込) ¥2,500
楽天ラクマ 4.5〜10%(税込)・基本10% ¥5,000(基本料率の場合)
ジモティー 手渡しは無料(オンライン決済利用時のみ5%) ¥0

ここで、よくある2つの誤情報を訂正しておきます。

❌「ラクマは手数料6%だから安い」→ 古い情報です

ラクマは2023年8月1日に、一律6.6%(税込)から4.5〜10%(税込)の変動制へ改定されました。基本料率は10%。そこから販売実績に応じて段階的に下がる仕組みです。6%という数字は改定前の料率で、いまも「最新版」と題した記事に残り続けています。

私のサウナの取引でも、¥77,800に対して引かれた手数料は¥7,780。ちょうど10%です実際の取引明細がいちばん確実な情報源です。

❌「ヤフオクはプレミアム会員だと8.8%」→ 廃止されています

ヤフオクの落札システム利用料は、2024年6月4日にプレミアム会員の優遇が廃止され、一律10%(税込)に統一されました。いまのプレミアム会員特典は、キャンペーン型のポイント還元などが中心です。

💡 料率は本当によく変わります。 この記事も2026年8月18日時点の確認です。出品する前に、必ず公式ヘルプで最新の料率を見てください。 そして自分の取引明細を毎回確認する習慣をつけると、改定に自分で気づけるようになります。

送料(宅配便・主なサイズ)

クラフト紙を使って段ボール箱に商品を梱包しているところ。発送の準備をしている手元

プラットフォーム 専用配送の名前 100サイズ 160サイズ
メルカリ らくらくメルカリ便(宅急便) ¥1,050 ¥1,700
メルカリ ゆうゆうメルカリ便(ゆうパック) ¥1,070 ¥1,700
ヤフオク/Yahoo!フリマ おてがる配送(ヤマト運輸/日本郵便) ¥1,050 ¥1,700
楽天ラクマ かんたんラクマパック(ヤマト宅急便) ¥1,050 ¥1,500
ジモティー 手渡し ¥0 ¥0

160サイズだけ、ラクマが¥200安い。 サウナのような大物では、ここも効いてきます。私の取引明細も¥1,500でした。

なお、「ヤフネコ!パック」という名前はもうありません。2022年に名称が変わり、いまはおてがる配送(ヤマト運輸)。古い記事を読むときは注意してください。

メルカリ便の全8種の送料・サイズ比較はこちらの記事で公式料金を全部並べました。梱包材のコストを¥0に近づける工夫はこちらです。

売上金の振込

プラットフォーム 振込手数料 補足
メルカリ ¥200(一律) 金融機関・金額を問わず
ヤフオク/Yahoo!フリマ PayPay残高チャージ・PayPay銀行は無料、他行は¥100 PayPay圏なら実質無料
楽天ラクマ 楽天銀行かつ1万円以上で無料、それ以外¥210 振込申請は¥1,000以上から
ジモティー ¥150 手渡しの現金取引なら不要

塵も積もります。 月に何度も振込申請をしていると、この¥200が地味に効いてきます。私はまとめて月1回にしています。

そしてラクマには、もう1つ実務上の壁があります。楽天キャッシュへのチャージが¥30,001以上になると、本人確認が必要になります。サウナのときに実際にぶつかりました(前回の記事に実際の画面を載せています)。高額品を売る予定があるなら、先に本人確認を済ませておいてください。 済ませておけば、次回以降は待たずに受け取れます。

手数料が安い場所を選ぶ、は間違い

この3つの表を見ると「Yahoo!フリマとジモティーが最強」に見えます。でもそうはなりません。 手数料が安くても、買う人がいなければ¥0だからです。

私の考え方はこうです。

  • 手数料の差(数%)より、売値の差(数千円〜数万円)のほうが大きい
  • だから、手数料の安さで場所を選ばない
  • いちばん高く売れる場所に出し、手数料は必要経費として飲む

サウナの例で言えば、手数料5%に釣られてYahoo!フリマで¥62,000で売っていたら、手取りは約¥57,400。ラクマの10%を払って¥77,800で売った手取りは¥68,520。¥11,000以上の差です。手数料の5%差は、売値の差の前では小さい。

Amazonでの販売なら手数料の計算はさらに複雑で、カテゴリ別の販売手数料にFBA手数料が乗ります。仕入れ前に手残りを出しておかないと危険です。この判断軸はAmazon・メルカリ・ヤフオクの使い分けにまとめました。


まとめ:3行まとめ

片付いた机でノートパソコンとコーヒーを前にひと息ついている男性。作業を終えた落ち着いた雰囲気

  • 5つのプラットフォームは「規模の大小」ではなく「客層」で使い分ける。 メルカリ=カジュアルに安く早く/ヤフオク=型番で探している古参層/Yahoo!フリマ=PayPay還元派/ラクマ=楽天ポイント消化層/ジモティー=送料を払いたくない地元の人。同じ商品でも、刺さる場所で値段が変わります。
  • サウナが相場+¥17,800で通ったのは、ラクマが「安さで比較されない場所」だったから。 期間限定ポイントの受け皿になり、割引上限なしクーポンの恩恵が高額品ほど大きく効いた。手数料が安かったからではありません(ラクマの基本料率は10%です)。
  • 同時出品の勝負どころは、手数料ではなく事故防止。 利益¥5,000以上の商品だけ5か所に出し、売れたら即・残り4か所を一時停止する。管理番号を振る。手数料の数%差より、売値の数千円差のほうが大きいので、安い場所ではなく高く売れる場所を選ぶ。

明日から試すなら、まず2か所から

いきなり5か所は、正直しんどいです。まずはメルカリ+もう1か所から始めてください。

おすすめの組み合わせはこれです。

  • 高額品を扱うなら → メルカリ+ラクマ(ポイント消化層に届く)
  • 古い型番・生産終了品が多いなら → メルカリ+ヤフオク(型番で探す人に届く)
  • 大型・重量物を抱えているなら → メルカリ+ジモティー(送料を消せる)

2か所で1か月回してみると、「この商品はこっちのほうが高い」というパターンが自分の中に溜まってきます。 そこまで来てから3か所目を足せば、管理も破綻しません。

この記事でいちばん伝えたいのは、テクニックではなく順番です。出品する前に、その商品を「欲しがる人がどこにいるか」を考える。 手数料や発送方法は、その次の話です。

各サービスの登録と基本的な違いはフリマ4種+オークファンの比較記事にまとめてあります。返品まわりのルール差はこちらを確認しておくと、トラブル時に慌てません。

そして、売る場所を増やすほど「今いくら手元に残るのか」が見えにくくなります。 Amazonでの販売を並行しているなら、プライスターを使うと仕入れ値を入れるだけで手数料込みの粗利が自動で出ます。30日間の無料お試しがあるので、まず1商品を登録して数字の出方を確かめてみてください。


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