
メルカリに出したはいいものの、いいねもつかず、何週間も売れずに眠っている商品——いわゆる「塩漬け」の在庫、誰にでも一つや二つあると思います。
私(hiro)も先日まさにこの状態で、ある産業用の電気製品を抱えていました。今日はその実例を出しながら、私が実際に試して手応えのあった**「100円だけ値下げして、しばらくしてまた値上げする」という地味なSEO小技**について、正直に書いていきます。
先に言っておくと、これは魔法ではありません。効果には個人差がありますし、商品のジャンルによって効き方も全然違います。ただ、塩漬け在庫を「もう一度人目に触れさせる」という意味では、やってみる価値のある工夫でした。
メルカリで塩漬けになる商品の特徴
まず、なぜ売れずに塩漬けになるのか。私の経験上、塩漬けになりやすい商品にははっきり共通点があります。
- ターゲットが極端に狭い:そもそも欲しい人の母数が少ない
- 専門品・産業用:一般のメルカリユーザーが普段検索しないジャンル
- 型番でしか検索されない:商品名がふわっとしておらず、知っている人だけがピンポイントで探す
- 写真や説明だけでは価値が伝わりにくい:何に使う物か分からないと素通りされる
メルカリは基本的に「たくさんの人が日常的に検索するもの」が回転しやすい場所です。服、ゲーム、子ども用品、家電あたりは、出せばすぐ誰かの検索に引っかかります。
ところが、検索する人そのものが日本中で数えるほどしかいないニッチ商品は、そもそも検索結果に表示される機会が少ない。表示されないから、いいねもつかない。いいねがつかないから、メルカリのシステム上もどんどん「新しい出品」に埋もれていく——この悪循環が塩漬けの正体だと思っています。
つまり塩漬けを動かす鍵は、「狭いながらも確実にいる、その商品を探している人」の検索結果に、もう一度自分の出品を浮上させること。ここがすべてです。
実例:オムロン 小型電力量センサ KM20-B40-FLK の出品(¥6,000)
具体例を出します。私が塩漬けにしていたのが、オムロンの小型電力量センサ「KM20-B40-FLK」を2個セットにしたものです。新品未使用で、メルカリに**¥6,000 送料込み**で出していました。

これがまさに、さっき書いた「塩漬けになりやすい商品」のお手本のような一品でした。
電力量センサというのは、設備の消費電力を計測するための産業用の部品です。工場や設備管理の現場で使うもので、はっきり言って一般のメルカリユーザーが日常的に検索するものではありません。「KM20-B40-FLK」という型番を打ち込んで探す人が、いったい1日に何人いるのか——おそらく、ものすごく少ない。

新品未使用で、値段も相場から外れていないつもりでした。それでも、出品直後にパラパラと表示された後は、ぱったり反応が止まる。いいねもつかず、何日経っても閲覧数がほとんど伸びない。典型的な塩漬けです。
ここで「値段が高いのかな」と焦って大きく値下げするのは、私はあまりおすすめしません。ニッチ商品は、そもそも見られていないだけで、価格が原因とは限らないからです。安くしても、探している人の目に触れなければ、ただ利益を削るだけで終わります。
そこで試したのが、次の小技でした。
塩漬け商品をひっくり返すSEO小技:100円値下げ&値上げ
やったことは、本当に単純です。
価格を100円だけ下げる。そして、しばらくしてから、また元の値段に戻す(=100円値上げする)。これを繰り返す。
たとえば¥6,000で出していたものを¥5,900に下げ、また¥6,000に戻す。利益はほぼそのまま、でも「価格を動かした」という事実だけは作る。これだけです。
なぜこんなことをするのか。ポイントは、メルカリの検索結果に**「最近価格が更新された商品」が浮上しやすい枠**があるからです。値下げをすると、その商品が検索結果の中で再び上のほうに顔を出しやすくなる。塩漬けで埋もれていた出品が、もう一度「探している数少ない人」の目に触れるチャンスが生まれるわけです。
私の場合は、だいたい24時間に1回のペースで動かしていました。
- まず100円下げて、価格更新枠での浮上を狙う
- 一定時間そのままにして、見てもらう
- その後また100円戻して、利益を確保しつつ、次の浮上のタイミングを作る
大きく値下げするのではなく「100円」という小さな幅にしているのには理由があります。利益をほとんど削らずに済むこと、そして**「投げ売りしている感」を出さずに済む**ことです。ニッチな専門品を探している人は、相場をある程度分かっていることが多いので、不自然な安売りはかえって警戒されかねません。
念のため補足すると、これは手作業で、自分で1日1回価格を見直しているだけの話です。ツールで自動的に値下げを高速で繰り返すような使い方は、メルカリの想定する使い方から外れますし、運営の警戒対象にもなり得ます。あくまで「出品を定期的に見直して、価格を手で調整する」という常識の範囲でやるのが大前提です。
値上げ・値下げで「検索上位」を取る仕組み
もう少しだけ、なぜこれが効くのかを整理しておきます。あくまで私の理解と実感ベースの話で、メルカリが公式に「こうです」と言っているわけではない点は先に断っておきます。
メルカリの検索結果は、新しく動きのあった出品を優先的に見せようとする傾向があります。新規出品はもちろん、価格を更新した商品も「動きのあった出品」として扱われ、検索結果の中で上のほうに表示されやすくなる——これが体感としてかなりはっきりあります。
塩漬け商品の問題は、出品してから時間が経つほど、この「動き」がなくなって検索結果の奥に沈んでいくことです。だから、定期的に価格という「動き」を作ってあげることで、新規出品に近い鮮度を保ち、検索結果での露出を取り戻す。これが100円値下げ&値上げのねらいです。
回転の速い人気ジャンルなら、この工夫はあまり要りません。放っておいても新しい検索が次々入るからです。逆に、今回のような検索母数の少ないニッチ商品ほど、この「鮮度を自分で作る」工夫が効いてくるというのが私の実感です。
ただし繰り返しになりますが、効果はジャンル次第・タイミング次第です。「これをやれば必ず上位に来る」「絶対に売れる」というものでは決してありません。あくまで、埋もれた出品にもう一度光を当てるための地道な一手、くらいに捉えるのが正解だと思います。

やりすぎ注意点と、それでも売れない時の判断軸
最後に、注意点と「引き際」の話です。
まずやりすぎ注意。価格をいじる頻度は、私は24時間に1回を目安にしています。これより短い間隔で何度も上下させると、不自然ですし、見ている人にも「この出品、価格をいじり続けているな」という印象を与えかねません。常識的なペースを守るのが、結局いちばん長持ちします。自動化ツールで機械的に繰り返すのも、前述の通り避けるべきです。
そして、この工夫をしても売れない商品は、確実に存在します。そういう時の私の判断軸はこんな感じです。
- そもそも需要があるか:いくら露出させても、欲しい人が日本にほとんどいない物は売れません。オークファンやメルカリの売り切れ表示で「過去に売れた実績があるか」を確認します
- 販売チャネルが合っているか:産業用・専門品は、メルカリよりヤフオクや専門の業者向けルートのほうが、探している人に届くこともあります
- 値付けが現実とズレていないか:何度浮上させても無反応なら、相場そのものを見直す
- 抱え続けるコストと天秤にかける:置いておくだけで場所も気力も使います。動かないなら、思い切って大きく価格を見直すか、別ルートに出し直す決断も必要です
塩漬け在庫は、放っておくと「いつか売れるはず」と心のどこかで引きずってしまうものです。私自身、リサイクルショップ仕入れで動かない在庫を2年寝かせてしまった苦い経験があります(これは関連記事に書きました)。だからこそ、まずは100円値下げ&値上げのような手元でできる小さな一手を試し、それでもダメなら売り場や値付けを根本から見直す——この順番で動くのが、いちばん消耗しないやり方だと思っています。
今回のオムロンのセンサも、まさにこの工夫で露出を取り戻している最中です。ニッチで動かない在庫を抱えている人は、まず「100円だけ動かしてみる」ところから試してみてください。
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