木のテーブルに広げたタブレットとノートパソコンでネットショッピングをする手元。周りに包装紙・リボン・紙袋・紅茶のカップが並んでいる

せどりを8年続けているhiroです。

楽天のお買い物マラソンは、昨夜20時にスタートして今日が2日目です。初日に何店舗か埋まって、ここからが中盤戦。この時間帯にいちばん多い迷いは、たぶんこれです。

「あと1店舗、何か買って埋めたほうが得なのか?」

昨日は買い回りの「順番」と、楽天DEALの「実質価格」について書きました。

👉 楽天お買い物マラソン当日|今夜20時から、私が実際に使っている買い回りの順番 👉 楽天DEALの「逆ザヤ」に注意|還元率が高いほど得とは限らない、実質価格の検算式

また今朝は、初日の注文が買い回りにカウントされているかの確認手順を別記事にしています。

👉 楽天お買い物マラソン2日目の朝|初日に「カウントされていない注文」を洗い出して、残り期間で拾い直す手順

そちらが「いま何店舗ぶん取れているか」を確かめる話なら、この記事はその次の判断です。あと1店舗を足すのが得になるのは、どういう条件のときか。 ここを感覚ではなく数字で出します。結論から言うと、判断に必要な数字は2つだけ、割り算も1回で終わります。

なお倍率・獲得ポイントの上限・1店舗あたりの最低金額といった条件は回ごとに変わります。この記事の数字は計算のやり方を示すための例で、最終的な条件は必ず楽天市場のキャンペーンページでご自身で確認してください。


中盤で決めるのは「何店舗回すか」ではなく「あと1店舗を足すか」

ショッピングモールのエスカレーターを、複数の紙袋を提げて下りていく買い物客

「何店舗回すのが得ですか」と聞かれることがよくあります。この質問には、実は最初から答えが出せません。得になる店舗数は、その人が「もともと何を買う予定だったか」で変わるからです。

代わりに答えが出せるのは、こちらの形にしたときです。

いま累計◯円買っていて、あと1店舗を足すために△円の買い物をする。これは得か。

この形なら、電卓ひとつで判定できます。中盤戦でやるべきなのは「目標店舗数を決めること」ではなく、1店舗ずつ、足すたびに判定することです。

前日の記事で「10店舗はノルマではない」と書いたのは、この理由からです。

👉 楽天お買い物マラソンは明日20時から|前日のうちに終わらせておく5つの確認と、20時までの時系列


追加1店舗で増えるポイントは、累計購入額の1%

白い机の上に置かれた黒いマグカップ、鉛筆、消しゴム、3本のクリップ

まず、得の側から。ここを勘違いしている人がかなり多い部分です。

買い回りは、期間中の対象購入すべてに、最終的な店舗数に応じた倍率がかかる仕組みです。つまり6店舗目を足すと、6店舗目で買った物だけでなく、それまでに買った1〜5店舗目の買い物にも上乗せぶんが乗ります。

1店舗増えると倍率は1つ上がるので、上乗せは購入金額の1%相当です。式にするとこうなります。

追加1店舗で増えるポイント =(すでに買った累計 + 今回の追加額)× 1%

追加額を1,000円としたときの実数が、こちらです。

すでに買った累計 追加1店舗で増えるポイント
10,000円 110ポイント
20,000円 210ポイント
30,000円 310ポイント
50,000円 510ポイント
70,000円 710ポイント

ここで大事なのは、累計が少ないうちは、1店舗足しても大して増えないという事実です。累計1万円の段階で1店舗増やしても、増えるのは110ポイント。1,000円の買い物をしてまで取りに行く額かどうか、という話になります。

逆に累計が積み上がっているほど、1店舗の価値は上がります。中盤戦で「あと1店舗」の判断が変わるのは、このためです。

なお、ポイント計算の対象になる金額(税込か税抜か、送料を含むか)はキャンペーン規約で決まっています。この記事では計算を追いやすくするため、対象金額をそのまま使っています。


損益分岐:無駄になる金額を100倍した額が、必要な累計購入額

木の机に開かれた無地のノートと鉛筆、脇に置かれたコーヒーカップ

次に、損の側です。

追加1店舗のコストは、買った金額そのものではありません。「その買い物のうち、本来なら出さなくてよかった金額」がコストです。私はこれを無駄額と呼んでいます。

  • どうせ来週買う予定だった洗剤を、今この店で買った → 無駄額は0円
  • 家に在庫があるのに、店舗数のために買った電池 → 無駄額は買った金額のほぼ全部
  • 1,000円に届かせるために、要らない小物を300円ぶん足した → 無駄額は300円

損益分岐は、この無駄額と上乗せポイントが釣り合う点です。

無駄額 ≦(累計 + 追加額)× 1%

これを累計について解くと、覚えやすい形になります。

必要な累計購入額 = 無駄額を100倍した金額(から追加額を引いた額)

追加額1,000円のときの実数が、こちらです。

その買い物の無駄額 元が取れる累計購入額の目安 判定
0円(どうせ買う物) いくらでも成立 足す
100円 約9,000円以上 足してよい
300円 約29,000円以上 累計次第
500円 約49,000円以上 累計次第
800円 約79,000円以上 ほぼ足さない
1,000円(まるごと無駄) 約99,000円以上 足さない

判定はこれだけです。いま画面に出ている「あと1店舗のための商品」の無駄額を見積もって、100倍する。その金額まで自分が買っていないなら、足さない。

ちなみに、獲得するポイントが期間限定で使い道が限られるなら、額面の80%くらいで見ておくほうが安全です(この考え方は昨日のDEALの記事と同じです)。80%で見ると、無駄額300円なら必要な累計は約36,500円、500円なら約61,500円まで上がります。


「1,000円まるごと無駄」の埋め合わせ買いが、ほぼ成立しない理由

段ボール箱を数個抱えて街の歩道を歩く配達員の後ろ姿

表のいちばん下の行を、もう少し詰めます。

まったく使わない物を1,000円ぶん買って店舗数を1つ増やす場合、元が取れるのは累計が約99,000円あるときです。ここまでは前の章のとおり。

ところが、ここに獲得ポイントの上限が絡んできます。買い回りで得られるポイントには上限があり、それを超えたぶんは付きません。上限が7,000ポイントの回で、10店舗達成の上乗せぶん(9倍ぶん)で計算すると、頭打ちになるのは累計およそ77,000円です。

つまり、こういうねじれが起きます。

  • 累計99,000円まで買っている人=すでに上限に張り付いている可能性が高い。1店舗足しても上乗せが増えない
  • 上限に届いていない人=累計がそこまで大きくない。1店舗足しても数百ポイントしか増えない

どちらの側から見ても、「まるごと無駄な1,000円」で店舗を1つ買う判断は成立しにくいということです。成立するのは、店舗数がまだ少なくて上限に余裕があり、なおかつ累計が10万円近い、という限られた形だけです。

上限を自分の「打ち止め金額」に換算する手順は前日の記事に、上限まわりで損をしやすいパターンは以下にまとめてあります。

👉 楽天お買い物マラソンで損する人の共通点と、ゴールド7年目hiroの攻略法


じゃあ何店舗が正解なのか——数えるのは店舗ではなく「どうせ買う物」

レコード店の棚にぎっしりと並べられたアナログレコードの列

ここまでの計算をまとめると、答えは1行です。

自分にとっての最適な店舗数 = もともと買う予定だった物が、いくつの店舗に散るか。

無駄額0円の買い物は、累計がいくらでも足す価値があります。逆に無駄額が大きい買い物は、累計が大きくないと成立しません。だから「先に店舗数を決めて、そこに向けて商品を探す」順番だと、後半になるほど無駄額の大きい買い物を積むことになります。

私のやり方は逆で、買う予定の物を全部書き出してから、店舗に割り振ります。 割った結果が6店舗ならその回は6店舗、9店舗なら9店舗です。10に足りなくても、そこで止めます。

この「数えてから割る」やり方は、事前準備の記事にも書きました。

👉 8月楽天お買い物マラソン|月末のふるさと納税+クレカ積立で買い回り10店舗を先に組む


中盤で私がやっている3ステップ

木の机でノートパソコンの前に座り、片手でスマートフォンの画面を見ている人物

実際の手順です。5分で終わります。

① 現在地を2つの数字にする

買い回りの達成状況の画面で、期間中の累計購入額カウントされている店舗数を出します。ここを見ずに「あと何店舗」と考えても意味がありません。注文履歴の数とカウント数がずれることがあるので、確認の手順は今朝の記事のほうにまとめてあります。

② 残っている「どうせ買う物」を並べる

冷蔵庫と収納を見て、今月中に買う物を書き出します。ここに入る物は無駄額0円なので、判定なしで足してよい枠です。

③ ②で埋まらないぶんだけ、損益分岐にかける

②で足りない店舗については、候補の無駄額を見積もって100倍します。累計がその金額に届いていなければ、足しません。ここで止まれるかどうかが、最終的な手残りを決めます。


せどり視点:仕入れ枠は、店舗数のカウントの外で判断する

木のテーブルに地図を広げ、ペンで印をつけながらノートに書き込む手元。ノートパソコンとコーヒーが並んでいる

仕入れ目的で買う場合は、判定の順番が変わります。

仕入れは「店舗数を埋めるため」に入れてはいけません。 仕入れの可否は、売値と回転で先に決まります。ポイントは、その判断が通ったあとに実質原価を下げる要素として乗せるだけです。

私の順番はこうです。

  1. メルカリの売り切れ相場を見て、その価格で回るかを判断する
  2. 通るなら仕入れる。この時点で店舗数は考えない
  3. 結果として店舗が1つ増えたら、それは「おまけ」

順番を逆にすると、店舗数のために利益の薄い仕入れを通してしまいます。利益率だけで判断しない考え方は、こちらに書きました。

👉 「利益率」で仕入れを決めるのをやめた|ROI・拘束日数・月間確保数で組み直した判断軸

高還元品ほど価格が吊り上げられている場合があるので、SuperDEALやDEALの商品を仕入れ候補にするときは、必ず型番を合わせて相場を確認してください。

👉 楽天SuperDEAL 8月狙い目5選|お買い物マラソン期に実利益が出やすいジャンルを解説


今日の動き方——中盤は「足す」より「止める」ほうが効く

方眼ノートにペンでチェックリストを書き込んでいる手元

中盤戦の失敗は、たいてい「初日で勢いがついたまま、残り数店舗を埋めに走る」形で起きます。初日に買った物は、たいてい元から買う予定だった物です。無駄額0円の在庫を使い切ったあとに、無駄額の大きい買い物が始まります。

だから今日やるべきなのは、足す判断より止める判断です。

  • 累計と店舗数を出す(①)
  • 予定していた物が残っていれば、そこは埋める(②)
  • 残りは損益分岐にかけて、届かなければ止める(③)

期間はまだあります。今日のうちに全部埋める必要はありません。「どうせ買う物」が明日出てくれば、明日足せば同じ倍率です。

なお、そもそも今回は見送るという判断も普通にあります。その考え方は以下に書きました。

👉 8月楽天マラソンをスキップした——8年目が使う3つの判断軸


まとめ:判定は「無駄額を100倍する」だけ

白い背景に置かれたピンクの陶器のブタの貯金箱

今回の内容を短くまとめます。

  • 追加1店舗で増えるのは、累計購入額の1%相当。 「その店で買った金額の1%」ではなく、期間中の全部に乗る
  • 累計10,000円なら110ポイント、50,000円なら510ポイント。累計が小さいうちは、1店舗の価値も小さい
  • 損益分岐は「無駄額を100倍した金額」。 その額まで買っていなければ、その1店舗は足さない
  • 期間限定ポイントを額面の80%で見るなら、必要な累計は1.25倍になる
  • まるごと無駄な1,000円で店舗を買う判断は、上限が先に来るためほぼ成立しない
  • 最適な店舗数は決められない。決まるのは「どうせ買う物が、いくつの店舗に散るか」だけ

10店舗という数字は目標に見えますが、達成条件であって目的ではありません。中盤で電卓を1回叩くだけで、要らない物を2つ3つ減らせます。今日の判定に使ってみてください。

倍率・上限・開催期間・1店舗あたりの条件は変更されることがあります。本記事は2026年8月25日時点の情報をもとにした私個人の進め方であり、購入前に必ず楽天市場の公式キャンペーンページでご確認ください。


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