
仕入れた実物の写真を撮って、Amazonとメルカリの相場に当てはめる。この作業を積み重ねて8年になります。
一昨日、¥40,000の山買いを数え直して確定+¥63,233になったと書きました。その中の1件、業務用の折りたたみ保冷ボックス(メルカリで¥30,000・たのメル便・配送料¥8,600・販売利益¥19,260)について、あの記事では数字しか書きませんでした。今日はその数字の裏側、実際に集荷が来た日に何が起きたかを書きます。
先に結論を書きます。たのメル便のサイズ料金表は、出品する前に自分で全部読めます。読めなかったのは、集荷の場に「サインできる人」がいるかどうかでした。
①三辺合計250cmの保冷ボックスが、また動いた

商品と数字はこうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 【業務用】DNP 折りたたみ式 保冷ボックス カゴ車用 シッパー 縦型 配送用 |
| 状態 | 目立った傷や汚れなし |
| 価格 | ¥30,000(送料込み・出品者負担) |
| 反応 | いいね6・コメント1 |
| 購入日時 | 2026年8月25日 09:59 |
| 配送の方法 | 梱包・発送たのメル便 |

カゴ車にそのまま載せる業務用のシッパーで、天面に黄色い「注意」ラベル、前面にデジタル温度計と組み立て方法のシールが貼られています。個人向けのクーラーボックスとは用途がまったく違う、業務用の大型品です。

代金¥30,000から手数料¥2,140・配送料¥8,600を引いて、販売利益は¥19,260。ここまでは一昨日の記事にすでに書いた数字です。今日はここから先、「配送料¥8,600」がどう決まったのかという話をします。
②送料は、サイズを入れるまで「−」だった
出品の配送設定画面を開くと、たのメル便を選んだ直後の時点では、送料の欄はまだ数字が入っていません。

「商品の三辺合計サイズ」を入力するまで、送料の欄はずっと「−」のままです。 たのメル便は他の配送方法と違って、サイズによって料金が変わる仕組みなので、この欄が先に埋まりようがありません。
三辺の測り方には基準がある
タップすると、測り方のヘルプが出てきます。

ポイントは2つです。
- 凹凸がある場合の3辺は、最も長い箇所で計測する(H=高さ・W=幅・D=奥行)
- セット商品は一個口で配送できない。 個別に送料がかかるため、別々に出品する必要がある
保冷ボックスは折りたたんでも板状の直方体に近い形なので、測るのはそこまで難しくありません。実測して入力したところ、三辺合計は250cmでした。
三辺合計250cmで、送料は¥8,600に確定した

サイズを入力した瞬間、「−」だった欄に¥8,600という金額が出ました。執筆時点でたのメル便が公開しているサイズ区分の料金表は、次のとおりです(画面表示の実測値。区分や金額は変動します)。
| 三辺合計サイズ | 送料 |
|---|---|
| 〜80cm | ¥1,700 |
| 〜120cm | ¥2,400 |
| 〜160cm | ¥3,400 |
| 〜200cm | ¥5,000 |
| 〜250cm | ¥8,600 |
| 〜300cm | ¥12,000 |
| 〜350cm | ¥18,500 |
| 〜400cm | ¥25,400台(画面上部が切れており正確な値は未確認) |
200cmから250cmに1区分上がるだけで、送料は3,600円上がります。 大型品は「サイズがどの区分に入るか」で値付けの前提が変わるので、出品前に測っておかないと利益計算そのものが成立しません。
③なぜ、たのメル便しか選べなかったのか
配送方法の一覧画面には、たのメル便以外の選択肢も並んでいます。三辺合計250cmという数字を基準に見ると、他の配送方法が使えない理由がはっきり出ます。

らくらくメルカリ便の宅急便は、60cm〜200cmまで。 重さは30kgまで対応していますが、サイズの上限が200cmなので、250cmの保冷ボックスはそもそも選べません。

ゆうゆうメルカリ便のゆうパックは、60cm〜170cmまで。 これも250cmには届きません。
まとめると、この保冷ボックスが対応していた配送方法は、たのメル便(80cm〜450cm・重さ〜25kg)だけでした。
| 配送方法 | サイズ上限 | 重さ上限 | 250cmは対応可否 |
|---|---|---|---|
| らくらくメルカリ便(宅急便) | 200cm | 30kg | 不可 |
| ゆうゆうメルカリ便(ゆうパック) | 170cm | 25kg | 不可 |
| 梱包・発送たのメル便 | 450cm | 25kg | 可 |
選んだのではなく、選べる方法がこれしか残っていなかった、というのが正確なところです。

④サイズ表より先に立ちはだかった条件——「サインする人」
料金表を読み、三辺を測り、送料¥8,600を確定させる。ここまでは事前に机の上でできる作業です。問題は、集荷当日に起きました。
集荷は「日にち」しか指定できない
出品時に選べるのは「発送までの日数」(1〜2日/2〜3日/4〜7日)だけで、集荷の時間帯を指定する項目はありませんでした。 何時に来るかは、当日にならないと分かりません。
当日10:33に、業者から電話が来た
集荷当日、業者から電話がかかってきたのは10:33でした。そこで初めて「これから向かいます」という形で時間が分かる仕組みです。 事前に「午前中」「14〜16時」のような枠を選べる小口の宅配便とは、ここが違います。
この日は夜勤明けで帰宅した直後でした。「今日のどこかで来る」としか分かっていない予定は、寝るのか動くのかを決められません。 結果として、電話が鳴ってから慌てて動くことになりました。
受け渡しにはサインが必要。置き配は不可
集荷の場では、荷物を渡す際にサインが必要でした。本人でなくても代行は可能ですが、置き配、つまり無人での引き渡しはできません。 誰かがその場にいて、荷物を渡し、サインをする。この一手間が、たのメル便の集荷には必ず組み込まれています。
💡 サイズ区分の表は、出品する前に自分で全部読める。読めないのは「その場に人がいるか」という条件で、これは集荷当日にならないと確定しない。
⑤出品代行が不在で、本人が現地に立ち会った

今回、商品を置いている出品代行の担当が、集荷当日にたまたま不在でした。そのため、hiro本人が現地に立ち会うことになりました。 これが今回の記事でいちばん書いておきたい出来事です。
- 集荷の時間は当日の電話でしか分からない
- 受け渡しにはサインが必要で、置き配はできない
- 立ち会う予定だった人が不在なら、代わりに誰かが行くしかない
この3つが重なると、「送料¥8,600」という数字の裏に、「誰かの時間を1回拘束する」というもう1つの原価が乗ります。 大型品を「送料込み」で値付けするとき、私はこれまで送料の実額しか見ていませんでした。今回はっきりしたのは、大型品の原価には送料だけでなく「立ち会い1回分」も入れて考えるべきだ、ということです。
梱包代行は付くが、今回は使わなかった
たのメル便には梱包までやってもらえる梱包代行サービスも付いています。ただし今回は、集荷までに自分ですでにプチプチで梱包を終えていたので、このサービスは使いませんでした。銀色の断熱シートは擦れると跡が残りやすい素材なので、「目立った傷や汚れなし」で売った以上、手元を出る時点の状態は自分で担保しておきたかったからです。
次回、佐川との比較を書きます
大型品の配送方法には、今回のたのメル便のほかに佐川急便(飛脚ラージサイズ宅配便など)という選択肢もあります。料金・サイズ上限・時間指定の可否がどう違うのかは、別の記事で改めて比較します。 今回はあくまで「たのメル便で実際に何が起きたか」の記録です。
まとめ
保冷ボックス(三辺合計250cm)をメルカリのたのメル便で発送し、送料は¥8,600でした。三辺合計サイズを入力するまで送料欄はずっと「−」で、入力した瞬間に確定します。
らくらくメルカリ便(宅急便・上限200cm)、ゆうゆうメルカリ便(ゆうパック・上限170cm)はどちらもサイズ上限を超えるため選べず、対応していたのはたのメル便(上限450cm)だけでした。
サイズ区分の料金表(〜80cmで¥1,700〜、〜250cmで¥8,600)は、出品前に自分で読んで確認できます。読めなかったのは「集荷の場にサインできる人がいるか」という条件でした。
集荷の時間帯は事前に指定できず、当日10:33に業者から電話が来て初めて分かりました。受け渡しにはサインが必要で、代行は可能ですが置き配はできません。
今回は出品代行の担当が集荷当日に不在だったため、hiro本人が現地に立ち会いました。梱包代行サービスは付いていますが、既に自分で梱包済みだったため使いませんでした。
大型品を「送料込み」で値付けするとき、送料の実額だけでなく「立ち会い1回分」も原価として考える必要があります。次回、佐川急便との比較を書きます。
サイズが上がるほど送料も上がる、という話は誰でも予測できます。今回はっきりしたのは、サイズ表よりも先に「誰かがその場にいてサインする」という条件が立ちはだかる、ということでした。 大型品を継続して扱うなら、送料表を読むのと同じくらいの重さで、この条件も値付けの前に読んでおく必要があります。
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- メジャー 巻尺 5m(Amazonで見る) — 三辺合計サイズは自己申告。出品前に自分で測っておかないと同じ差分に当たります
- 養生テープ 50mm幅(Amazonで見る) — 梱包材の固定用。粘着跡が残りにくく繊細な表面にも使えます
- ストレッチフィルム 梱包用 300mm(Amazonで見る) — プチプチの上から巻くと集荷までの持ち運びで角が擦れにくくなります
- 台車 折りたたみ 耐荷重100kg(Amazonで見る) — 三辺合計250cm級は人力で運ぶだけでも一苦労です
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※本記事の金額・サイズ区分・配送条件は、いずれも執筆時点の自分の実績値・画面表示値です。スクリーンショットは2026年8月25日時点のもので、料金区分、サイズ上限、集荷時間の指定可否、置き配可否などの取り扱いは各社の方針変更により随時変わります。必ずご自身の出品画面・各社の公式情報でご確認ください。仕入れ原価の配分方法や税務上の取り扱いについては、顧問の税理士に確認してください。
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