
売ったあとに起きたことも、金額まで含めて記録に残しています。hiroです。
昨日、送ったB-CASカードは「TV用」だったという記事を書きました。REGZA D-M210(タイムシフトマシン)の購入者から「B-CASカードが1枚足りない」と連絡を受け、手元にあった予備のカードを即日送ったところ、「送っていただいたのは恐らくTV用で、必要なのはmini-B-CASです」という訂正が返ってきた——という話です。
あの記事は「次にmini-B-CASカードを送って、実際に映るところまで確認できたら、また記録します」で終わっています。
今日はその答え合わせです。 ただし、結末は自分の予告とは違いました。
- ①3回目に取れる選択肢は、3つあった——カードを探す/再発行を申し込む/返金する
- ②私が選んだのは3つ目——¥2,310の返金
- ③¥2,310という金額の中身——本体¥2,100+消費税¥210
- ④返ってきた言葉——「また御社で購入させていただきます」
- ⑤REGZA D-M210の最終収支——粗利¥25,152 → ¥22,842、利益率36.5% → 33.1%
- ⑥¥40,000の山買いの通算はどうなるのか——結論、変わりません
- ⑦8本書いて残ったもの
💡 トラブル対応の目的は「元通りにすること」だとずっと思っていた。今回はじめて、「早く終わらせること」のほうが価値が高い場面があると分かった。
①3回目に取れる選択肢は、3つあった
状況を整理します。8/25に不足の連絡を受けてから、私は次の順番で動いていました。
| 回 | 日付 | やったこと | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 8/25 | 不足連絡を受けて謝罪、手元の予備カードを即日発送 | 届いたが規格違い(TV用の標準サイズ) |
| 2回目 | 8/28 | 「必要なのはmini-B-CAS」という訂正を受領、規格を調べ直す | 記事にまとめたところで止まっていた |
| 3回目 | 8/29〜30 | ←今回 | — |
3回目に取れる手は、私が考えた限り3つでした。

(A)mini-B-CASカードを自分で調達して送る 中古市場でminiB-CAS単体が流通していないわけではありません。ただし、すでに1回、規格違いのカードを送っている相手です。 2枚目も「違いました」となる可能性をゼロにできる自信が、この時点の私にはありませんでした。
(B)正規の再発行を申し込む 発行元での再発行手続きを取る方法です。ただしこれは申し込みから到着までの日数が読めません。 しかも申し込む名義や手続きの主体をどうするか、購入者を巻き込む相談がもう1往復増えます。
(C)カードぶんを返金して、購入者側で手配してもらう 私が手を出すのをやめて、金額で解決する方法です。
②私が選んだのは、3つ目だった
結論から言うと、(C)の返金を選びました。金額は¥2,310です。

理由は3つあります。
1. すでに1回外している
これがいちばん大きい理由です。規格を1回取り違えた人間が、同じ判断軸で2枚目を選ぼうとしている。 これは、購入者から見て安心できる状況ではありません。
私は昨日の記事で「不足品を送る前に、その機種の取扱説明書で型式・寸法を確認する」というルールを自分に課しました。ルールを作った直後に、そのルールを試す場が来た形です。ただ、ルールを守れば正解を引ける、と言い切れるほどの根拠は、まだ自分にありませんでした。
2. 相手を待たせている日数が、すでに長い
不足の連絡が来たのが8/25です。この記事を書いている時点で5日が経っています。購入者はその間、買った機器を本来の状態で使えていません。
(A)も(B)も、ここからさらに数日を足す選択です。「正しく直す」ことと「早く終わらせる」ことが、この時点では両立しませんでした。
3. 私が手配するより、購入者本人が手配するほうが確実
これは冷たい話に聞こえるかもしれませんが、事実として書きます。その機器を目の前に持っているのは購入者です。 挿入口の形状を実際に見られるのも、手元の説明書を確認できるのも購入者のほうです。
私が遠くから型番を検索して推測するより、現物を持っている人がカードを手配したほうが、規格を外す確率は明らかに低い。 ならば、そのための費用を私が持つ、というのが返金という手の中身です。
💡 「自分でやったほうが誠実」だと思い込むと、相手を待たせる時間が伸びる。誰がやると早くて確実か、で決めたほうがいい場面がある。
③¥2,310という金額の中身
金額の内訳を書きます。¥2,310は、税込で考えると本体¥2,100+消費税¥210です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 返金額(税込) | ¥2,310 |
| 内訳(税抜相当) | ¥2,100 |
| 内訳(消費税10%相当) | ¥210 |
前回の記事で、私は想定対応コストとして「B-CASカード再発行(想定)▲¥2,500」という数字を仮置きしていました。実際に動いた金額は¥2,310で、仮置きより¥190安く着地しています。
ただし、ここは正直に書いておきます。この¥190は、私が上手くやった結果ではありません。 仮置きの¥2,500は、そもそも私が概算で置いた数字です。実額が近かったのは、たまたま桁が合っていただけです。

再発行の手数料そのものについては、この記事では具体的な金額を書きません。 手数料は改定される可能性があり、私が書いた数字が古くなった状態で誰かの判断材料になるのは避けたいからです。検討する場合は必ずb-cas.co.jp公式サイトの最新の案内で確認してください。
1回目の発送ぶんは、戻ってこない
もうひとつ、金額として消えたものがあります。8/25に送った「TV用のB-CASカード」の発送コストです。
| 項目 | 金額・状態 |
|---|---|
| 1回目の発送の送料 | 記録なし・不明(普通郵便で送れる薄いカード1枚) |
| 送ったカードそのもの | 手元の予備。購入者の手元にあり、返送は依頼していない |
| 梱包・投函の手間 | 数値化しない |
送料を記録していなかったのは、自己発送の送料は記録しないと後から検算できないと自分で書いておきながら、また同じことをやったからです。推測で数百円と書くことはしません。分からない、が正しい記録です。

④返ってきた言葉——「また御社で購入させていただきます」
返金の連絡をしたあと、購入者から返信が届きました。要旨はこうです。
また御社で購入させていただきます。
正直に言うと、この一文を読むまで、私はこの取引を「損失を最小化して終わらせる案件」だと思っていました。

私がやったことを並べると、ほめられた対応ではありません。
- 出品前の検品で、箱の印刷を読んだだけで中身を数えなかった
- 不足の連絡を受けて送ったカードが、規格違いだった
- 結局、正しい部品を届けられないまま返金で終わらせた
この3つをやった相手から「また買う」と言われている。 これは自分の中で整理が必要でした。
なぜ「また買う」になったのか、私なりの読み方
推測です。ただ、書いておく価値があると思うので書きます。
購入者から見えていたのは、「不足がある商品を売った出品者」ではなく、「連絡するたびに、その日のうちに何かが動いた出品者」だったのではないか、ということです。
| 購入者側の出来事 | 私の反応までの時間 |
|---|---|
| 「1枚足りない」と連絡 | 同日中に謝罪+発送 |
| 「それはTV用です」と訂正 | 同日中に受領・確認を開始 |
| (待ち) | 返金の提案 |
中身は2回とも外していますが、放置された時間はゼロです。 中古品の取引で購入者がいちばん不安になるのは、たぶん「不足そのもの」ではなく「連絡が返ってこない時間」のほうです。
そう考えると、今回の¥2,310はカード代ではなく、これ以上待たせないための費用だったことになります。
💡 中古せどりのアフター対応は、正解率より応答速度のほうが見られている。外してもいいとは言わないが、黙る時間がいちばん高くつく。
⑤REGZA D-M210の最終収支
数字を確定させます。この案件は、これで完全に閉じます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 仕入(実質) | ¥37,000 |
| 売価 | ¥69,000 |
| 8/23時点の確定粗利 | +¥25,152(利益率36.5%) |
| 今回の返金 | ▲¥2,310 |
| 1回目の発送の送料 | 記録なし・不明(この表には入れていない) |
| 最終粗利 | +¥22,842 |
| 最終利益率 | 33.1% |
利益率は36.5%から33.1%へ、3.4ポイント下がりました。

ここで正確に書いておきたいことが2つあります。
1つ目。この表に、1回目の発送の送料は入っていません。 記録がないからです。実際の最終粗利は¥22,842より数百円低いはずですが、分からない数字を推測で入れると、この表が「検算できる表」ではなくなります。 入れないことを選びました。
2つ目。¥2,310は売上のマイナスではなく、支出として数えています。 販売手数料の計算基礎になる売上額そのものは¥69,000のままです。返金の扱いをどこに置くかで最終粗利の見え方は変わるので、自分の計上ルールを明記しておきます。
この案件、失敗だったのか
利益率3.4ポイントを払って、リピート意思のある購入者が1人残りました。
これが割に合ったかどうかは、正直まだ分かりません。「また買う」という言葉が実際の次の注文になるとは限らないからです。約束は成約ではありません。 実際に次の注文が来たら、そのときに追記します。
ただ、「利益率」で仕入れを決めるのをやめたという記事で書いたとおり、1件の利益率だけを見て良し悪しを決める癖は、もう自分の中では捨てています。数える単位を1件から相手1人に広げると、この3.4ポイントの見え方は変わります。
⑥¥40,000の山買いの通算は、どうなるのか
ここは間違えやすいので、はっきり書きます。今回の返金¥2,310で、¥40,000の山買いの通算は変わりません。

理由は単純で、REGZA D-M210はこの山の中の商品ではないからです。 家電量販店のアウトレットで単品で買った、実質¥37,000の別案件です。8/25の記事でも「REGZAは、この山に足しません」と明記しています。B-CASのトラブルが山買いの記事と同じ日に起きたせいで話が隣り合っているだけで、帳簿は別です。
念のため、両方を並べておきます。
| 案件 | 状態 | 数字 |
|---|---|---|
| ¥40,000の山買い | HARMANのコンロぶんは着金前 | 約 +¥74,955(見込み) |
| REGZA D-M210(別案件) | 本記事で確定・完了 | +¥22,842 |

山買いのほうの推移は、これまでの記事でこう動いてきました。
| 記事 | 日付 | 山の通算 |
|---|---|---|
| 1商品▲¥8,218の赤字でも、山全体は黒字だった | 8/22 | +¥34,730 |
| 確定+¥63,233になった | 8/25 | +¥63,233 |
| 「相場¥27,800」に飛びつく前に、ガス種を見る | 8/28 | +¥62,495(送料判明後)+見込み |
| ¥13,800で設計して、¥16,000で出したら17分で売れた | 8/29 | 約+¥74,955(見込み) |
| 本記事 | 8/30 | 変動なし |
山のほうに残っている宿題も、変わっていません。
- HARMAN DG32Q1Vの着金(¥16,000成約・手残り見込み¥12,460)。着金するまで「見込み」のままです
- DAIKO DDL-4497ABの残り4個(未回収¥4,000ぶん)
- A3複合機の送料(▲¥8,218の赤字案件)
この3つが埋まるまで、山の数字に「確定」とは書きません。
⑦8本書いて、残ったもの
店主に「全部買うなら一個1,000円でえーぞ」と言われた日から数え始めて、この山にまつわる記事は8本目になりました。

8本のうち、うまくいった話は半分もありません。
- ダウンライトは4個で+¥27,524、2個で+¥15,424と当たった
- A3複合機は▲¥8,218の赤字だった
- 保冷ボックスはたのメル便で送料¥8,600、立ち会いが必要という条件が後から出てきた
- ガスコンロは相場¥27,800に飛びつきかけて、ガス種が違うと気づいて設計し直した
- そして、この付属品トラブル
それでも山単位では黒字です。 数える単位を1商品から1山に上げると、赤字の1点は「失敗」ではなく「配分の内訳」になります。今回のREGZAも同じで、1件の利益率で見れば3.4ポイントの損失ですが、購入者1人という単位で見ると、まだ終わっていない取引です。
最後に、この連載を通して自分が一番変わった点を書いておきます。
売れた日を「終わり」だと思わなくなりました。
出品17分で売れた日も、¥69,000で完売した日も、記録としてはまだ途中です。着金していない、送料が確定していない、購入者から連絡が来るかもしれない。 今回はその全部が実際に起きました。
⑧まとめ
- REGZA D-M210のB-CAS問題は、¥2,310の返金で決着しました。 mini-B-CASカードを私が調達して送る案も、再発行を申し込む案も採りませんでした
- 返金を選んだ理由は3つ。 一度規格を外していること/不足連絡から5日経っていること/現物を持っている購入者が手配するほうが確実であること
- ¥2,310の内訳は本体¥2,100+消費税¥210。 前回の記事で仮置きした「想定▲¥2,500」より¥190安く着地しましたが、これは概算がたまたま近かっただけです
- 1回目に送った規格違いカードの送料は、記録がないため不明。 推測で表に入れることはしません
- REGZA D-M210の最終収支は+¥22,842・利益率33.1%。 8/23時点の+¥25,152・36.5%から、3.4ポイント下がりました
- 返ってきたのは「また御社で購入させていただきます」という一文。 中身は2回外していますが、放置した時間はゼロでした
- ¥40,000の山買いの通算は変わりません(約+¥74,955の見込み)。 REGZAはこの山とは別案件で、帳簿を混ぜてはいけないからです
次は、HARMANのコンロの着金と、DAIKO DDL-4497ABの残り4個です。山の数字に「確定」と書けるのは、そこが埋まってからです。
🔗 せどりの売上管理に「プライスター」
Amazon出品・在庫管理・利益計算を自動化するツール。買い物先生も日々のせどりで使っています。30日間無料お試しあり。
🛒 「同じ名前で別物」を二度とやらないための道具
- デジタルノギス 150mm(Amazonで見る) — 「1/4のサイズ」を体感ではなく数字で言えるようにするための1本。規格違いは寸法を測れば一発で分かります
- チャック付きポリ袋 小分け 100枚(Amazonで見る) — 付属品は箱に戻さず1点ずつ袋へ。数えたという事実が袋の数として残ります
- ラベルライター テプラ 本体(Amazonで見る) — 袋に型式を貼る用。「B-CAS」ではなく「miniB-CAS」と書いてあれば、今回の取り違えは起きませんでした
- 出金伝票 単式 10冊(Amazonで見る) — 返金は売上のマイナスではなく支出として残したい派です。1枚書いておくと後で検算できます
- 個別フォルダ A4 クリアファイル(Amazonで見る) — 1案件のやり取りを1フォルダに。今回は連絡が3往復したので、綴じておかないと順番が分からなくなりました
※本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの広告リンクを含みます。価格・在庫は変動します。
※本記事の金額は、いずれも執筆時点の自分の実績値・画面表示値です。購入者とのやり取りは要旨のみを記載し、氏名・注文番号などの個人情報は一切掲載していません。B-CASカードの種類・仕様および再発行手続きはb-cas.co.jp公式サイトの最新の案内をご確認ください。再発行の手数料など具体的な金額は必ず公式サイトでご確認ください。 郵便料金は日本郵便の公式サイトの最新情報をご確認ください。フリマ・Amazon各社の販売手数料・送料の取り扱いも変動しますので、必ず各社の公式情報とご自身の管理画面でご確認ください。記事内の画像は内容を説明するためのイメージで、実際のB-CASカード・miniB-CASカードそのものではありません。
関連記事
- 送ったB-CASカードは「TV用」だった——REGZA D-M210に必要なのはmini-B-CAS、付属品補送2回目の記録(本記事の前編)
- 山買い¥40,000は、確定+¥63,233になった|保冷ボックス¥30,000・純正インク¥5,238、そしてREGZAの「B-CASが1枚足りない」
- ¥13,800で設計して、¥16,000で出したら17分で売れた——HARMAN DG32Q1V 都市ガス用・4プラ同時出品と手残り¥12,460
- 「相場¥27,800」に飛びつく前に、ガス種を見る——HARMAN DG32Q1V 新品未使用・都市ガスの実勢
- メルカリ「たのメル便」三辺合計250cm・送料¥8,600|サイズ表より先に来た「サインする人が必要」という条件
- 1商品▲¥8,218の赤字でも、山買い全体は+¥34,730の黒字だった——Amazon分だけプライスターに仕入値を入れるルール
- 同じ商品が2個まとめて売れた|DAIKO DDL-4497AB 仕入¥2,000→売上¥22,000・粗利¥15,424
- DAIKOダウンライトDDL-4496AB 4個を売上¥40,000で即決売り——粗利¥27,524(68.8%)と「80点で満足」の値付け
- 店主「全部買うなら一個1,000円でえーぞ」——即決せず、Keepaで3年分を見てから¥11,000で出した話
- 「想定粗利¥31,070」と書いた展示品は、実際¥25,152で売れた|REGZA D-M210の答え合わせ
- ツールに出る「粗利」は、まだ手元に残る金額ではない——自己発送3件を1円単位で検算した
- 「利益率」で仕入れを決めるのをやめた——ROI・拘束日数・月間確保数で組み直した判断軸
通信費を下げるなら「楽天モバイル」も選択肢に
返金で3.4ポイント落ちた利益率は、固定費を1回下げれば取り返せる幅です。サブ回線に楽天モバイル(データ無制限・国内通話無料)を検討している方はこちら。
本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています(PR)




